ハッピー・ノート.com

食べるだけじゃない!サツマイモの楽しみ方~蔓でリース作り/2014年11月

昭和村の秋野菜を収穫~ネギの成長を見てみよう!

今年の春、日本一美しい村・群馬県昭和村にあるミキハウスファームの菜園オーナーになりました。畑では春の植えつけに始まり、夏はトマトやピーマン、ナスなど畑には赤や緑や紫色と、とてもカラフルな夏野菜がたわわに実りました。夏が旬の野菜は熱い太陽を受けて育つので、暑かった今年は実も大きくしっかり育ち食べごたえが充分にありました。

 

そして・・・・季節は実りの秋へ。さて、畑の様子はどうなっているでしょうか?

 

0075.jpg

 

上へ、上へと育ち実をつける夏野菜とは違い、土の中でじっくりと育つ野菜が、どしっと大地に根をおろし大きく育っています。この日は、ダイコン、サトイモ、ネギ、落花生などを収穫しました。

 

秋野菜の特徴は、「土の中でじっくり育つ」こと。夏野菜のように、花が咲いてすぐに実になるのとは違い、成長し収穫するまでたくさんの時間を必要とします。

 

 

では、実際のネギの成長の様子を見てみましょう!

 

まずは、植えつけの5月です!

 

0593.jpg

 

ネギの赤ちゃんはこんなに細くヒョロヒョロしています。土に並べて、やさしく土をかけておきます。大きく育ちますように。

 

そして、暑さ真っ盛りの8月!植えつけから3ヵ月後のネギです。

 

0577.jpg

 

細い赤ちゃんネギからは想像できないくらい、立派に育っていますね!でも、これでもまだ大人のネギではないんです。収穫まで・・・もうちょっと!!

 

 

そして実りの秋の10月。

 

0115.jpg

 

こんなに大きく、太く育ちました!!植えつけから5ヵ月!大人になったネギさんも、いよいよ収穫できます。

 

0110.jpg

 

ネギは畑で土の中で成長するのは分かっていましたが、こんなにも成長に時間を要するとは知りませんでした。さらに成長する過程で、白いネギにするために土をかぶせる土寄せも何度か行わないといけません。まさに、じっくり大地に根を下ろしての秋野菜は、大地の恵みをたくさん受けて成長しています。

 

夏は、太陽が野菜を育ててくれる。秋は、土が野菜を育ててくれる。野菜の旬の特徴は、まさに自然の恵みの賜物です。 

土の中からこんにちは!大きく育ったサツマイモ

昭和村にある道の駅・あぐりーむ昭和では、その時期に育っている野菜を収穫体験することもできます。この時期(10月)はサツマイモの紅はるかの収穫体験を行ってました。

 

蔓をひっぱると・・・

 

0135.jpg

 

中からとても立派なデブ芋ちゃんが出てきました。

 

0137.jpg

 

この「紅はるか」は甘みが特徴の安納芋よりもさらに糖度が高くて、とろける甘みが特徴のサツマイモ。濃厚な甘みなのに、口の中はあまりしつこさがのこらないので、何回も食べたくなるサツマイモです。

 

前回の記事でも紹介しましたが、収穫したばかりのサツマイモはまだデンプン質が多いので、すぐに食べると甘みがあまりしません。2週間くらい置いておくと甘みがのってくるので、食べるのはすこし先のお楽しみにしましょう。

 

その間に!食べるだけじゃない、サツマイモの楽しみ方をご紹介します。 

蔓を使ってリースを作ろう♪

サツマイモの葉の下は蔓が伸びています。表皮が濃い紅色をしている「紅はるか」は、蔓まで紅色してますね。

 

0143.jpg

 

芋ほりをした後はこの蔓は取ってしまうので、使われることはあまりないのですが、葉と芋を繋いでいるからとても丈夫でしっかりしているので、リースを作るのにピッタリなんですよ。

 

収穫後の蔓についていた葉をとって、蔓をまいてリースを作ってみました。サツマイモ蔓のリースです。

 

0451.jpg

 

収穫したての蔓はやわらかくて巻きやすいので、お子さんと一緒に丸く作るのも簡単にできます。乾燥してしっかり形ができたら、リーフや松ぼっくり、リボンなどを飾り付けれは、これからの時期を彩るクリスマスリースが完成!素朴な感じが他の植物にはない優しさを感じさせます。これ、サツマイモの蔓に見えないですよね!

他の楽しみ方としては、蔓の皮を剥いて炒めると、とても美味しいきんぴらになるんだそうです。サツマイモって、色々な楽しみ方ができる魅力的な野菜なんですね。

 

サツマイモの蔓は、普段は手にすることが難しいのですが、観光農園や農家さんで芋ほりをする機会があれば、蔓を使うことができるか。わけてもらう事ができるか、ぜひ尋ねてみてください。収穫をすることは野菜の成長の結果を楽しめ、美味しく実った喜びを味わえることでもありますが、「育てて、食べる」だけじゃない野菜の魅力は、探せばもっともっとありそうですね。

 

野菜ぎらいのお子さんも、自分で作った野菜なら残さずに食べることができて、苦手が好きになるきっかけになることもあります。でも、栽培体験はないし、経験もないし。家庭で作ることが難しいのも現実ですよね。でも実りの秋は、それができるチャンスが増えます!!

 

野菜や果物など、収穫体験できる観光農場や機会が多くありますので、ぜひお子さんと野菜が育っている場、生きている場を見て、ガーデンレッスンを親子でしてみてください。

  

Information/お知らせ

ミキハウスファームがある、群馬県昭和村にある

「道の駅 あぐりーむ 昭和 」

新鮮な野菜が一年中豊富で、収穫体験や農業体験ができる道の駅です。

サツマイモの収穫体験は、10月~11月初旬予定です。

ブログでは、昭和村の旬野菜情報をご紹介しています。

http://agri-showa.com/ 

 

道の駅にある屋内足湯も大人気です!

Mama's profile/プロフィール

香月 りさ

香月 りさ 【アクティブ野菜ソムリエ 野菜ぎらい克服塾講師】

記事テーマ

食べるが楽しくなるHow To ~ 野菜ぎらい克服塾より 苦手を好きにするアドバイス

子育てにおいての大きな悩みのひとつは、子供の食生活。離乳から成長期にかけての偏食や好き嫌いなどは、身体や心を育む上で影響を与えてしまいます。「野菜ぎらい克服塾」の現場から、それを克服するヒントをご紹介します。
キッズ野菜ソムリエの母で「野菜」「話す」のプロが、食べる喜びや野菜のおいしさなど、身体と心を元気に育むベジフルライフをお伝えします。

Vote/この記事に投票しよう

Evaluation/この記事のみんなの評価

lightbulb_outline

なるほどそうか!役に立った

0

favorite_border

わかる!わかる!共感した

0

feedback

この記事へのコメント

0

Comment/この記事にコメントしよう

Archives/香月 りささんの記事一覧

最新記事

記事一覧を見る

注目トピックス

トピックス一覧を見る

Weeklyゴーゴーリサーチ