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インテリアに合う花の『色合わせ』/2014年4月

テーマを決めること

春・・・

四季のうちでもお花を目にすることが多いこの季節。

新しい環境で生活を始められる方も必見!

今回はアレンジ初心者の方からご質問の多い「お花の色合わせ」、ここではさらにテーマを絞って「インテリアに合う花の色合わせ」についてお話ししたいと思います。

 

◎まずはご自分のお部屋(リビングなど)のインテリアを思い浮かべてみてください。

一般的な例で

①白を基調とした明るいシンプルなお部屋

②黒や白でモノトーンにまとめられたお部屋

③和テイストのお部屋

・・・など

ご自分のお部屋がどのようなお部屋なのか。

 

◎そこからなりたいお部屋のテーマ(もしくはプラスしたいお花の色など)を決めます。

「お花を印象的にドラマチックに飾りたい」「お部屋のトーンは変えずに同系色で色味を抑えてまとめたい」・・など具体的なイメージがあった方が作りやすいです。

たとえば

①の場合はそれに融合するようなナチュラルな色合いがいいのか、それとも春をイメージしたパステルカラーなどを使用した優しい色合いがいいのかなど。

②の場合は白やグリーンの葉ものでスタイリッシュに仕上げたり、赤や黒でアクセントを持ってくるのもGOOD!

③の和風なお部屋には花数を抑えて印象的に飾ってみるとお部屋がぐっとしまりますよ。

黄色や赤、紫など原色のお花も和のお部屋には映えますね。

 

ここではほんの一例をご紹介しましたが、環境や季節に応じて、飾るお花の色合いを変えるとインテリアにもマッチした素敵な花あしらいを楽しむことができますよ。

色相環を利用した具体的な色合わせ

「人気急上昇中のお花『アーティフィシャルフラワー』」の記事の中でもご紹介しましたが、相性のよい色合わせの法則を知っておくとお花選びもスムーズです。

 

ここでは写真を使って具体的にご紹介します。

 

IMG_8189.jpgのサムネール画像

 

①同系色濃淡の組み合わせ

赤〜濃いめのピンクを使ったプリザーブドフラワーのアレンジメントです。

こちらの赤のグラデーションはフレームは黒を使用していますので、かっこよいスタイリッシュな印象です。

ピンクのグラデーションであれば、柔らかい女性らしい雰囲気の印象に。

同系色濃淡の組み合わせは初心者の方にも失敗が少ないので、チャレンジしやすいです。

ぜひトライしてみてくださいね。

 

 

 

IMG_9980.JPGのサムネール画像

 

IMG_9294.jpg

 

②隣同士の色合わせ

色相環の色を組み合わせたもの(オレンジ、黄色、黄緑など)

①よりもはっきりとした印象を受けますね。

特にオレンジ、黄色、黄緑の色合わせはビタミンカラーとも呼ばれ、元気な印象が強いです。

お花の業界では春先から夏にかけてによく出回る色合わせです。

 

 

 

IMG_0003.jpgのサムネール画像

 

 

 

③等間隔3色の色合わせ

等間隔に離れた3色の色合わせです。(ピンク、オレンジ、薄緑)

3つの色が入ることでカラフルで明るい印象になります。

※この場合の白は全体の色味を和らげる役割をしています。

 

 

 

 

IMG_0012.jpg

 

④反対色の色合わせ

ほぼ対角線にある色合わせです。(黄緑、紫)

こちらのリースは白やグリーンを多く、さらに淡い紫を使用しているので、どちらかというと柔らかい印象ですが、

原色ですとかなり個性的な色合わせになります。

実はよく見る黄色×紫のパンジーやビオラの花の配色もこの反対色なのです。

 

これらの理論を念頭に置いて、お花を見るようにすると色遊びが楽しくなりますよ〜

自然の花の色に学ぶ色合わせ

 

IMG_9612.jpgのサムネール画像

 

先ほどのパンジーの色合わせにもあったように、案外お花自体の色合わせのヒントになることもあるのです。

 

たとえばこちらのチューリップ。

このお花から受ける印象は「春っぽい」「愛らしい」「可愛い」などでしょうか?

お花の形(フリル)でそう見えるのもありますが、お花のグラデーションに注目してみてください。

濃いピンク〜淡いピンク〜白〜黄緑〜グリーンというように、ひとつのお花の中に色のグラデーションがあって、それがよりお花を可愛らしい印象の春色カラーに見せています。

違和感なく見えるのは、この色の組み合わせが「合う」からなのです。

色合わせに迷った場合は、自然の中からヒントを得てみてはいかがでしょうか?

また、「白」や葉ものの「グリーン」は色を和らげる役目もあるので、単にピンクと黄緑の組み合わせより柔らかい印象に見せてくれるのです。

 

 

今回は「インテリアに合う花の色合わせ」をテーマにお話ししましたが、色合わせのヒントはたとえばファッションやインテリア雑誌など、色々なところに転がっているのです。

今の季節はデパートのファッションフロアのディスプレイも色が溢れていて、色合わせはもちろん流行などもあわせてリサーチすることができますよ。

常にアンテナを張って「物」を見ることがセンスや感性を磨く近道なのです。

気に入った雑誌をスクラップしたり、街中で気になったものを写真に残しておくことも記憶を記録する重要な手段です。

実際に私もそうやって記憶に記録して、頭の中の引き出しにしまっています。

そしていくつもあるシーンの中のどれが当てはまるのかを考え、その引き出しから出しているのです。

 

今回ご紹介した色合わせの法則はほんの一例にすぎませんが、みなさまの生活に潤いをプラスするヒントになれば幸いです。

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Mama's profile/プロフィール

武田 美保

武田 美保 【フラワーデザイナー】

記事テーマ

お部屋をオシャレに☆インテリアとして飾るフラワーデザインを楽しもう♪

「1輪の花あしらいでお部屋が劇的にオシャレ空間に大変身!」をコンセプトにフラワーデザインのプラスαなテクニックをお伝えしていきます。身近にある素材を使用して、雑貨屋さんに置いてあるようなオシャレなアレンジメントやベースを手作りしてみませんか?インテリアとして飾ることのできる新しい形のフラワーアレンジメントを親子でご一緒にお楽しみください。

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