ハッピー・ノート.com

新しい年・・・お正月気分も抜けて、そろそろ本来のペースを取り戻す頃ですね。

大掃除や御節作りでバタバタな年末から帰省や初詣、はたまた初売りなどの年始のイベントラッシュ・・・心も身体も疲れが出る頃。

かくいう私は年末に人生初のインフルエンザに罹り、毎日忙しくしていたところに思いがけずの急ブレーキだったので、体が鈍ってしまって本来のペースを掴むまでかなりの時間がかかりました。

そして松の内が明けて、ゆるやかに仕事を再開させようとセレクトした花材が『フレッシュのお花』たちでした。

なぜフレッシュなのか・・・新年始めのレッスンだし、キリッと新鮮なお花でスタートさせたいという想いでしたが、無意識に花自体の持つパワーを私自身が求めていたのかもしれません。

たとえばですが、疲れているときに赤ワインが飲みたくなったりしませんか？それは原料となるぶどうの果皮や種子に抗酸化物質のフラボノイドが含まれていて、それが血液をサラサラにしたり、ポリフェノールの殺菌作用や血圧を下げる作用が働いたり、アルコールのリラックス効果が起因しているとか。不思議と体がその効果を欲するわけです。

生花も生きた植物。土からエネルギーを得て、水を吸い上げて生きています。

目に見えないものではありますが、自然の中に体をゆだねているとパワーがみなぎってきたり、部屋の中にお花があるだけで何となく元気が出たり、気分がウキウキしたりするのは、植物のもつ固有のエネルギーによるものだと思うのです。

生花もプリザーブドもアーティフィシャルも手がけますが、触ってるだけで元気になるのはやはり生のお花だけのような気がします。

（もちろん、プリザーブドやアーティフィシャルも視覚的効果から癒されたりしますが）

土をいじっている時も然り、自然（植物）の持つエネルギーを心と身体に取り入れることで、みなさんの生活が今よりもっと潤いのあるものになれば・・・

今回は「１種類のお花でできる素敵な花あしらい」をテーマに、24回コラムの最後を締めくくりたいと思います。

お花屋さんに行っても何を買ったらいいかわからないという方は、１種類のお花を何本か購入してみてください。

小さなお花は写真のような色付きの1輪挿しにいけてみるだけでOK。この方法なら同種類の色違いでいけてみてもポップで可愛いですよ〜♥　今は春のお花（チューリップ、スイトピー、ラナンキュラスetc）がお花屋さんにたくさん並んでいるので、ご自分好みの一輪を見つけてくださいね。

簡単テクニック番外編は・・・

同種類のお花を何本かざっくり束ねてリボンで結ぶだけ。

これなら特別なテクニックも必要なく、存在感のある花束が出来上がります。

特にスイトピーは香りもあって、たくさんの色が出回っているので選ぶのも楽しいですよ〜。

他にも同系色、種類違いのお花を、それぞれ一輪挿しにいけてならべても統一感があってオシャレです。

生花の最大の魅力は１輪でも十分楽しめるところ。

「香り」「色」「形」・・・五感をフルに活用して、フレッシュフラワーの息吹を感じてくださいね♪

みなさんの毎日が花のように美しく、幸溢れた日々でありますように・・・