前回に引き続き、クリスマスアレンジのご紹介です。
今回は玄関や室内、テーブル周りを彩るクリスマスリースをピックアップします。
クリスマスリースと言えば、モミやヒバをつかったグリーンと赤いバラや姫リンゴ、松かさなどの実ものを装飾した組み合わせを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
リースの由来も諸説ありますが、殺菌・抗菌作用のある常緑樹をリースの形にして玄関に飾り魔除けにしたり、豊作を願って玄関に飾ったのが始まりのようです。リースに使用される樹木はモミや柊などの魔除けや宗教的意味合いの強いものや、麦や松かさ、ぶどうのツルや姫リンゴなどの作物(豊作を願うため)に関係するものがあります。中でもリンゴは寒い冬に保存ができ、栄養価も高く、常緑樹に吊るして神へのお供えものとしても使われていたようです。
モミや柊を使ったリースはお花屋さんなどでも売られていますが、今年はお子様と一緒にオリジナルのリースを作ってみませんか?
ここでは身近にある素材を使ったちょっと変わったクリスマスリースの作り方をご紹介します。
写真はセックリングに布の切れ端(ニット素材のもの)を巻き付け、お花や球状のオーナメントをアレンジしたリースです。
1時間くらいで作れるので、もしお時間があればトライしてみてくださいね。
●材料
・セックリング 20センチ(なければツタのリースベースでもOK)
・ニット布地を紐状に裁断したもの2種類
※写真は一部の手芸店やインターネットなどでも購入できる「ズパゲッティ」というオランダ発の布地を使用しています。
・お好きなお花(お花の大きさが最大で5〜6センチくらいの大きさのものがよいでしょう)
・お好きなオーナメントなど
・ワイヤー
・グルーガン
・はさみ
●つくり方
①セックリングにお好みの布地を隙間ができないように伸ばしながら巻き付けます
終わりの端の部分はセックリングと布の隙間に入れて処理します
巻き付けは比較的簡単なので、お子様にお手伝いしてもらってもよろしいかと思います
※しっかりめに巻き付けるとグルーガンなどで留めなくても大丈夫です
また、ツタのリースベースを使用する場合、ベースの形がいびつなこともあるので、その場合はぬいぐるみ用のわたを全体に絡ませてから布地をまいていくと比較的綺麗な形になります
②全体を①で巻き終えたら、違う色(種類)の布地を①が見えるようにランダムに巻き付けます
※写真はズパゲッティという手芸店で売られている紐状の布地を使用しています
③お好きなオーナメントやお花を高さがバラバラになりすぎないように配置して、グルーガンなどで留めます
※写真のお花はプリザーブドフラワーです
④横からみるとグルーガンで留めた跡がまる見えなので、リボンや余った布地などで隠すように自然にあしらうとよいでしょう
リボンはウエーブ状にして留めていくとオシャレにみえます
④お花やオーナメントを配置したら、布地で作ったリボンをリースにつけます
布に張りがないので、気になる方はグルーガンワイヤーでリボンのあしやループの部分を留めておくとGOODです
⑤最後にリースのトップにワイヤーで引っ掛けられるフックを作って完成です
武田 美保 【フラワーデザイナー】
記事テーマ
「1輪の花あしらいでお部屋が劇的にオシャレ空間に大変身!」をコンセプトにフラワーデザインのプラスαなテクニックをお伝えしていきます。身近にある素材を使用して、雑貨屋さんに置いてあるようなオシャレなアレンジメントやベースを手作りしてみませんか?インテリアとして飾ることのできる新しい形のフラワーアレンジメントを親子でご一緒にお楽しみください。