すっかり季節も秋めいてきましたね。お洋服を夏物から冬物に衣替えするのと同様に、お部屋に飾るお花も秋冬仕様にチェンジしてみませんか?2014年秋冬の花業界の流行色は「琥珀色」※(日本フラワーデザイナー協会「花ファッショントレンド」より)生花でもプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーでも、秋を連想させる色合いを飾ることで、季節感を表現することができます。
こちらは琥珀色×ハロウィンカラーを意識した色味を重視して作った秋色のリース。10月から11月くらいの時期をイメージして作りました。ヒントにしたのは「ハロウィン」「紅葉」「落ち着いた雰囲気」など。秋を連想させる「色」で秋を表現しています。
自分で作るには難易度が高いという方には、公園や森に落ちている木の実を集めて、リースベース(ツルものを丸くまとめても◯)にグルーガンで貼り付けたり、麻ひもなどで木の実を結んでぶら下げたり・・・それだけで秋らしさを演出することができます。もちろんお子様と一緒に作業してもよいですね。
季節毎に飾るお花を変えたり、季節感を意識することは、お子様の情操教育や色彩感覚を養うのにもプラスになりますので、ぜひトライしてみてください。
小さなお子様がいると毎日の水替えやお花屋さんでゆっくりお花を選ぶ時間もなかなか・・・というママも多いと思います。そこでプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなど長く楽しめるお花を上手に使ってみてはいかがですか? 生花よりも高価ですが、楽しめる期間を考えたらコストパフォーマンスの高いお花です。枯れる心配もないし、保管さえきちんとすれば来年もまた楽しむことができます。カラーバリエーションも豊富なので、色合わせを楽しみながら、ご自分なりの「秋色」を表現してみてくださいね。
そして、こちらは(秋だけではなく)もっと長い期間飾ることができる秋冬をイメージした色合わせのご参考例。
落ち着いたワインレッドの色合いは、「秋」だけではなく「クリスマス」も連想させてくれるので、より長く飾ることができます。流行色を意識するのも◯ですが、流行に左右されずに「色合わせ」を楽しみながら季節を表現するのも楽しいと思います。
意外にフラワーコーディネートも洋服のコーディネートと近い部分があって、秋は夏に比べて色や質感も重みのあるものをチョイスしたり、暖色系の色合いで表現することが多いのです。
お店のディスプレイやお花屋さんに並んでいるお花も、そういう観点でみてみると意外と面白いと思いますので、何か取り入れられそうなヒントがあれば参考にしてみるのもオススメです。感じとったイメージをお子様と共有したり、話し合ったりするのも面白いですね。
〜感性は日々の意識の中で研ぎすまされていく〜私が毎日の暮らしで意識している言葉です。ご参考までに。
武田 美保 【フラワーデザイナー】
記事テーマ
「1輪の花あしらいでお部屋が劇的にオシャレ空間に大変身!」をコンセプトにフラワーデザインのプラスαなテクニックをお伝えしていきます。身近にある素材を使用して、雑貨屋さんに置いてあるようなオシャレなアレンジメントやベースを手作りしてみませんか?インテリアとして飾ることのできる新しい形のフラワーアレンジメントを親子でご一緒にお楽しみください。