産後1、2ヵ月~半年くらいのママさんにお逢いする機会も多いのですが、この時期って、ママも赤ちゃんもリズムを作り出すのに本当に大変な時期。気持ちでは分かっていても、寝不足でフラフラ、体がついていかない、どんどんと心もドヨ~ンと落ち込んでしまったり。おっぱいは足りているかな? 成長大丈夫かな? 私でいいのかな?こんなママでごめんね・・・・って。 ココロもカラダも疲れていると、ついついそんな気持ちになってしまいますよね。でも、みんなみんな、ママを選んで生まれてきたんだから!! どんなママもみんなみんな多かれ少なかれ悩んでいるんだから!! 1人じゃないですよ♪ おっぱいも、執着しなくていいのです。勿論、出るんなら是非あげてほしい。 出るようにちょっと頑張ってもみてほしい。 でも、ミルクだって全然悪くない。『完母だよ~!』と言う友人の前で後ろめたくなる必要なんて全然ないし、 うまく出なくたって、何も悪くないから。 一番悲しいのは、 『ごめんね。』って思いながら、(ミルクなどを)あげること。ママにそんな想いをさせながら飲む赤ちゃんもきっと悲しいはず。 おっぱいだって、ミルクだって、どっちだっていい! 大切なのは、いっぱいいっぱいの『大好きだよ~~~♡』の想いと共にコミュニケーションを取ること。それを忘れないようにして下さいね。
授乳期が終わったら、『おっぱいが小さくなっちゃった!』とか、『ダラ~ンと垂れちゃった!』なんて話、良く聞きますね。バストの型崩れを防ぐために、きちんと自分に合った下着をつけるというのも一理ありますが、 産後はやっぱり母乳分泌の面でも締め付けない方が良かったりします。では何を気を付ければいいの?と思いますよね。 おっぱの型崩れの原因の一つには、授乳姿勢も大きく影響しています。ちゃんとした(赤ちゃんが飲みやすい)姿勢で飲めてないと、 遊び飲みを始めてしまったり、引っ張って飲んでしまったり。背中を丸めて授乳し続けると、 ママ自身も、肩甲骨が開き、肩が前に入り猫背になり、 おっぱいの血流も悪くなって、分泌不足やしこりの原因になったりしてしまいます。骨盤も後傾しやすくなり、お腹もますますポッコリ~なんてことも。授乳クッションや普通のクッション、枕などを二重に重ねて、ママの足と赤ちゃんとの間に置き、そして赤ちゃんをしっかり引き上げて。ママが背中を丸めて赤ちゃんに向かうのではなく、 赤ちゃんを自分に引き寄せるようにすると、 姿勢を保てますよ! ママも赤ちゃんも気持ち良く飲めるのが一番ですね。
時々雑誌や本などでも目にする、『おっぱい体操』! 元々は、乳腺炎ケアや乳腺の発達を促すなど、 母乳トラブルや、プレママさんの為に・・・と発案されたわけですが、 意外や意外、 『おっぱい体操』は、女性にとって、嬉しい効果がいっぱいあるのです。おっぱいが凝り固まっている・・・ということは、血行が悪いということでもあります。『おっぱい体操』などで適度に揺らしてあげることで、 全身の血行がアップ! 大切な卵巣への血流もアップするのです。そうすると、卵巣がとっても元気になって、 卵巣から分泌されている、2つの大切な女性ホルモン、 卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のバランスが整って、 生理不順や生理痛が改善されたり・・・という嬉しい効果も! ちょっと難しいお話になりますが、成長ホルモンをはじめとする、様々なホルモンを分泌したりしているのが 脳の下垂体。ここはまさに、『ホルモンの司令塔』。リフレクソロジーの反射区で言うと、ちょうど親指の足の裏のド真ん中あたり。おっぱいを適度に揺らして、脳下垂体の反射区も刺激すれば、ますますホルモンバランスが整って、健康的美ママになること間違いなし!
お風呂上りなどに是非お試しあれ!!
川村 ようこ 【整体師/フェイシャルヨガインストラクター 『ナチュール*べべ』主宰】
記事テーマ
産前産後、育児中のママ達に沢山出逢って、改めて想ったこと。『からだ』と『こころ』は繋がっている。ストレスを受けやすい現代社会。ホルモンバランスが崩れ、『からだ』も『こころ』も元気がなくなりがち。ここでは日常のちょっとした体の使い方や女性ホルモンを意識した生活術などをお伝えしていきます。ママが子どもにしてあげるかんたんお手当てもお楽しみに♪