こんにちは、アクティブ野菜ソムリエの 岩本 香です。
2年間にわたって書かせていただいたコラムも、次回で最終回となります。
そのまとめとして、今回のコラムは
「食」にまつわる環境を親子で知る‥というテーマで締めくくりたいと思います。
今の日本は、食にはとても恵まれています。
お店に行って、食べるものがなくなるということもほとんどなく、
選ぶことも出来る環境です。
ですが、その陰には、いろいろな問題も抱えています。
私たちは、その問題を知り、そして日々の食をどのようにしていくのか
考える必要がある時代に入っています。
「知り、自分の考えを持ち、食べ物を選ぶこと。」
それが、自分自身の健康を維持すること、
環境にもつながっているということを、認識してもらいたいのです。
「地産地消」という言葉を、耳にしたことがありますか?
その地域でとれたものを、その地域の人、その地域に訪れた人が食べる、ことです。
そのメリットは
◎ とれたての新鮮なものを、食べることが出来る。
作った人を身近に感じることができ、安心できる。
◎ 地産地消に取り組むと、その土地の伝統的な調理法に触れるきっかけにもなり
日本の食文化の伝承にもつながる。
また、その土地での伝統的な調理法が、その土地に住む人にとっての
健康にもつながっていることもある。
そして、もう一つ。
◎ フードマイレージ を低く抑えられる。
※ フードマイレージとは、食べ物を運んでくるときの、輸送コストのことを言います。
輸送距離が長ければ長いほど、輸送にかかる燃料費や、
温室効果ガスの発生などにより、
地球の環境に大きな負担となります。
自分の選んだ食材によって、温暖化の影響を作っている…とは考えもしなかったのではないでしょうか?
地産地消のメリットは、理解できましたか?
だからといって、すぐに取り入れられるものでもないと思います。
自分のおかれた環境と、地産地消のメリットを考えて、
お店に行ったときに、たくさんの食材の中から、
しっかりと選び取る基準を持つことも
大切なことです。
岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】
記事テーマ
「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。