初期5~6カ月の頃は、下準備してやわらかく煮た「野菜を一種」ペーストにしてあげます。
味付けはしません。野菜の本来の味で十分です。
基本的には、トロトロしたものの方が飲み込みやすいのでとろみをつけます。
ジャガイモやカボチャなどは、とろみがあるので、野菜スープでのばしながらそのままペーストであげます。
中期7~8カ月の頃は、「舌でつぶせる」程度の大きさにカットします。
目安としては、「5ミリより小さい」くらいと考えてください。
イメージとしては「細かめのみじんぎり」くらいです。
後期9~11カ月の頃は、「歯茎でつぶせる」大きさです。
目安としては、「1センチ角」です。
☆中期・後期では、「野菜を2種、もしくは、魚や肉と合わせる」ことと、「ほんのりと風味がわかる程度の味付け」をしていきます。
野菜を組み合わせたり、白身魚やひき肉と野菜を組み合わせるとグッと食事らしくなり、献立の幅も広がります。
☆前回、野菜の下ごしらえで、「野菜を大きめにカット」して煮るのは理由があります!
①数種の野菜を組み合わせて野菜スープにしていくので、野菜を細かくしすぎると、野菜が混ざってしまうから。
②1センチを基本に野菜をカット、玉ねぎなど崩れやすい野菜をカットしないのは、それぞれの離乳の時期にも対応できるように。下準備の段階は、初期~後期まで同じにすると、作業に悩む必要がありません。
その時期にあった、だいたいの野菜の量でわけて冷凍庫に入れておくと、簡単ですね。
中期であれば、30g、後期は約40g程度です。
※次回は、魚・肉の下準備と味付けについてです!
岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】
記事テーマ
「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。