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簡単!離乳食の考え方②/2015年10月

野菜の切り方

皆さん、こんにちは!アクティブ野菜ソムリエの 岩本 香です。

今月も、前回に引き続き、「離乳食」のシンプルな考え方をお伝えしていきます。

前回は、数種の野菜を、大きめにカットして、たっぷりの水で1時間ほど煮て、やわらかく仕上げる‥そして煮汁は、野菜スープとして、離乳食に活用していくこと、でした。

今回は、 実際の調理についてです。


野菜の切り方は、離乳の進め具合で(初期・中期・後期)で変わってきます。

離乳食 野菜煮上がり 小.jpg

野菜が1時間ほど煮あがったところです。
玉ねぎは半分、ニンジン・大根・ズッキーニは、約1センチの厚さで、写真のようにカットします。
 

離乳時期別 切り方

初期5~6カ月の頃は、下準備してやわらかく煮た「野菜を一種」ペーストにしてあげます。
味付けはしません。野菜の本来の味で十分です。
基本的には、トロトロしたものの方が飲み込みやすいのでとろみをつけます。
ジャガイモやカボチャなどは、とろみがあるので、野菜スープでのばしながらそのままペーストであげます。

 

中期7~8カ月の頃は、「舌でつぶせる」程度の大きさにカットします。
目安としては、「5ミリより小さい」くらいと考えてください。
イメージとしては「細かめのみじんぎり」くらいです。

 

後期9~11カ月の頃は、「歯茎でつぶせる」大きさです。
目安としては、「1センチ角」です。
離乳食 にんじんカット 小.jpg

☆中期・後期では、「野菜を2種、もしくは、魚や肉と合わせる」ことと、「ほんのりと風味がわかる程度の味付け」をしていきます。

野菜を組み合わせたり、白身魚やひき肉と野菜を組み合わせるとグッと食事らしくなり、献立の幅も広がります。


☆前回、野菜の下ごしらえで、「野菜を大きめにカット」して煮るのは理由があります!
①数種の野菜を組み合わせて野菜スープにしていくので、野菜を細かくしすぎると、野菜が混ざってしまうから。

②1センチを基本に野菜をカット、玉ねぎなど崩れやすい野菜をカットしないのは、それぞれの離乳の時期にも対応できるように。下準備の段階は、初期~後期まで同じにすると、作業に悩む必要がありません。


離乳食 煮野菜の保存 小.jpg

その時期にあった、だいたいの野菜の量でわけて冷凍庫に入れておくと、簡単ですね。
中期であれば、30g、後期は約40g程度です。

 

※次回は、魚・肉の下準備と味付けについてです!
 

Mama's profile/プロフィール

岩本 香

岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】

記事テーマ

親子で野菜と親しもう!

「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。

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