「偏食」とは、例えば、ピーマンが苦手、味も嫌いな人は、それに近いグループのもの、全てが受け入れがたい状態。
<ピーマンは苦い ⇒ 緑色、緑の野菜は美味しくない ⇒ だから緑の野菜はみんな苦い。
だから、緑の野菜はみんな美味しくない。>
嫌いな範囲が、大きくなりすぎていますよね。この、思い込みの部分を、大きくしないようにすれば、いいのです。
2歳頃から始まる、自我の成長。このころから、子どもの味覚にも個性があるので食べられる子どももいれば、苦手なお子さんもいます。
でも、自我を少しずつコントロール出来る時期、(幼稚園の年中~年長)に、お母さん、家族のアプローチがあることで、「偏食」を回避することが出来ます。
食事をとることは、人が生きていくための大切な行為‥以外にも心の成長をさせる要素も、含まれているのです。
少しずつ、自分の気持ちを抑えつつ、お母さんの話す言葉もしっかりと聞き入れることが出来る心の強さ。
その我慢する気持ちを養うことは、わがままな子どもにしない、重要な部分でもあると思います。
食べ物というものは、全てが自分の好きなものばかりで、出来ているわけではありません。「今日のメニューは自分の好みではない」
そう思っても「明日は、私の好きなメニューだといいな!」と前向きに切り替えられる気持ちを幼児期に養っておくことが、大切です。
岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】
記事テーマ
「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。