梅の花が咲き、春が近づいているのを感じますね! こんにちは、アクティブ野菜ソムリエの岩本香です。
今回のテーマ野菜は<紫キャベツ>です。色鮮やかで、食卓を華やかにしてくれる紫キャベツ。
栄養は、キャベツと近い部分が多いのですが、特色はやはり、紫色。その色は<アントシアニン>というポリフェノールの一種で、抗酸化作用‥体がさびるのを防いてくれる優れもの。さらには、ビタミンⅭも豊富に含まれています。アンチエイジングにお勧め野菜です。
また、むくみの原因となるナトリウムの排出を促し、血圧の上昇をおさえるカリウムも豊富に含まれています。カリウムには、腎臓にたまりやすい老廃物を外に出す作用も持っています。
生で食べられることが多い、紫キャベツ。でも、加熱しても、とても食べやすく美味しくなります。
紫キャベツの色が、青紫になるのが、見慣れない人には、ドッキリしてしまうのですが紫キャベツでなければ、この味は出ない!ぜひだまされたつもりで、食べてみてほしいレシピです。
【紫キャベツと豚肉の蒸し煮】 4人分
紫キャベツ 1個
玉ねぎ 1個
豚肉(厚切り) 4枚
バター 25g
オリーブオイル 25g
塩 小さじ1/2~1(味をみながら)
コショウ
①紫キャベツは、広めの千切り、玉ねぎもスライスしておく。豚肉はたたき、筋を切る。塩コショウ(材料外)し、小麦粉を薄くつけておく。
②紫キャベツと玉ねぎをバターとオリーブオイルでしっとりするまで炒め、ふたをして10分ほど蒸し煮にする。
③豚肉を別の鍋できつね色になるまでソテーする。
④キャベツの上にソテーした豚肉をのせ、ふたをして、さらに10分ほど蒸し煮にする。仕上げにキャベツの味をみて塩コショウをする。
材料も調理も、とてもシンプル!このレシピを普通のキャベツで作っても、きっとこのやさしい甘さは出ないと感じています。紫キャベツを見つけると、思い出すレシピです。
紫キャベツの色、アントシアニンは、水に溶けやすく、リトマス試験のように色を変えます。コールスローやピクルスにするとその中に含まれる「酢」の作用で、より鮮やかな赤に発色します。
ですが、子どもたちには、その酸味はまだきつく感じられるようでたくさんは食べてくれません。そこでひらめいたレシピをご紹介します。
【紫キャベツのポテトサラダ】
<材料>
紫キャベツ 1/4個
じゃがいも 中3個
フレンチドレッシング (市販のものでも可)
オリーブオイル 1/2カップ(100cc)
酢(フルーツビネガーも可) 1/4カップ(50cc)
塩 大さじ1弱(味をみながら) コショウ
①紫キャベツを2センチ角に刻む。フレンチドレッシングに漬け込んでおく。(ひたひたになる程度)
②ジャガイモの皮をむき、やわらかく茹で、かたまりがなくなるようにしっかりマッシュする。
③漬け込んだ紫キャベツをマッシュポテトに軽く混ぜ合わせる。味をみながら、
漬け込んだドレッシングを加える(入れすぎないように)
紫キャベツのシャキシャキ食感となめらかなマッシュポテトの食感がミスマッチ!我が家では、おつまみとしても人気のレシピです。
岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】
記事テーマ
「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。