こんにちは! アクティブ野菜ソムリエの 岩本 香です。
蝉の声から、少しずつ虫の声に代わり、まだ暑いですが秋が近づいている気配を感じますね。
今日のテーマは〈ニンジン〉です。
私が幼いころは、ニンジンは香りも強くて、「ニンジンが苦手!」な友だちも多かったような印象です。
ですが、最近は、品種改良もすすみ、独特な香りを和らげたニンジンが多く、子どもたちにも受け入れられるようになっているように感じます。
大人になった私が感じるのは、「もっと香りの強いものが食べたいな‥」‥それは、香味野菜だからでしょうか? 物足りなく感じたりします。
子どもたちに受け入れられるようになったニンジン。
でも、いつもお料理の脇役的存在だとは思いませんか?
ニンジンのオレンジ色は、加熱しても色褪せず、鮮やかに料理を彩ります。
今回は、思い切って、メインで華やぐニンジンをご紹介したいと思います。
ニンジンは、英語で「キャロット」といいますが、これは【カロテン】が語源になっていると言われています。
【カロテン】は体内に入ると、ビタミンAに変化します。
ビタミンAは、身体の中の粘膜を強くして、風邪の原因となる細菌やウイルス、またアレルギーから守ってくれます。
活性酸素の働きを抑制する作用があるので、日焼けした肌や、シワ、肌荒れを防ぐ効果があります。
栄養面では、かなり優秀なニンジン! 脇役と言わず、メインでたくさんいただきたいですよね!
【ニンジンのピーラーサラダ】
ほんのり甘くて、ニンジンの食感がたまらない、ニンジンサラダ。
ニンジンは油との相性がよく、カロチン⇒ビタミンAの吸収力がアップします!
<材料>
ニンジン 2本 (約200g)
レーズン 大さじ2~3 ⇒オイルコートフリーのものを選んでください。
フレンチドレッシング 適量
① ニンジンは、よく洗って、皮ごとピーラーで薄くしていく。
※ このまま使用してもシャキシャキ感が楽しめるが、子ども向けには、熱湯で1分湯通しすると食べやすくなります。
② レーズン、ニンジン、をドレッシングで和える。
※ 出来上がってすぐに食べても美味しいですが、作り置きサラダとして、翌日いただいても味が染み込んでおいしいです。
【ニンジンのカップケーキ】
ニンジンまるごと、ケーキに入れてしまいました。
4㎝のカップケーキが、5個出来ます。
<材料>
ニンジン 中1本(約100g)
小麦粉 120g ベーキングパウダー 小さじ1 ⇒合わせてふるっておく。
卵 2個(約120g)
砂糖 65g
ココナッツオイル 25g(バターでもOK)
①ニンジンは、よく洗い、皮ごとすりおろす。
②卵に砂糖を加え泡だて器でよく混ぜ、オイルを加えてさらに混ぜる。
③ニンジンのすりおろしを加え混ぜたら、小麦粉・ベーキングパウダーを加えてさっくり混ぜる。
④型に流し入れ、180度のオーブンで20~25分焼く。
ニンジンの風味が、ほんわかとした野菜のケーキです。
ちょっと苦手な方は、チーズを刻んで、トッピングしてからオーブンに入れてください。とってもまろやかになりますよ!
岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】
記事テーマ
「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。