こんにちは! 野菜ソムリエの岩本 香です。今年もあっという間にもう半分…6月になりましたね。そして野菜や果物がたくさん実りだす、良い季節になってきましたね!
今回のコラムでは、野菜を使った簡単なレシピをご紹介したいと思います。簡単なので、お子さんも一緒に! そして、基本的な野菜の下ごしらえを伝えていきましょう。子どもたちは、おうちの方と一緒に作業をすることで、身体から覚えていきます。目で見て、手で触れて作業をすること…は、何よりの近道です。
7才の息子に、トマトの湯むきをお手伝いしてもらっています。 スルッとむけるので、楽しいみたいです。トマトの皮むきは、《湯むき》が簡単で余計な実を削らずに出来るということを、伝えましょう!
今回は、数あるトマトの中でも、「高糖度トマト」と呼ばれる甘いトマトを使って、簡単なスイーツ《ブラマンジェ》にチャレンジです!
私がこのレシピに選んだトマトは、〈キャロルセブン〉というミニトマト。以前から気に入って食べていますが、野菜というよりも果物に近い感覚で、デザートとして頂いています。
【材料】 プリン型 4個分
ミニトマト(甘みの強いもの) 7~10個 (約100g)
⇒ 物によって大きさが異なるので、重さを目安にしてください。
牛乳 200cc
砂糖 20~25g
ゼラチン 5g
水 15cc ⇒ ゼラチンをふやかす為のものです。
■ 選ぶトマトについて……ミニサイズの物をお勧めいたします。トマトの甘みの強さもですが、舌触りが大玉の品種よりも、ミニトマトの方がなめらかで、仕上がりがとてもよいのです。このレシピにはピッタリです♪
【下ごしらえ】
ミニトマトの皮をむきます。先ほど、お手伝いの写真をのせましたが、湯むきをします。
熱湯に、約10秒間ミニトマトを泳がせ、すばやく氷水にあげます。ツルッと簡単にむけますよ♪
もしも、むきにくい時には、包丁で少し切れ目をいれてあげると簡単に出来ます。
※熱湯に長く付け過ぎると、実がやわらかくなりすぎてしまいます。手早く出しましょう。
【作り方】
① ゼラチンに水を加えて、ふやかしておきます。
② 湯むきしたミニトマトをミキサーかフードプロセッサーでジュースにし、粗めのザルでこしておきます。
③ 鍋に、牛乳・砂糖を入れて、砂糖が溶ける程度に温めます。
④ 鍋の牛乳に、ふやかしたゼラチンをいれ、良く溶かします。その後、先ほどのトマトジュースを加えてよくまぜます。
⑤ このまま、型に流すと、トマトの部分が沈殿してしまうので、なべ底に氷水をあてて、冷やします。
とろみが出るまでよく混ぜてください。 型に流しいれ、冷蔵庫で冷やします。
いかがでしたか?トマトの新しい一面が見えるレシピです。トマトの苦手なお子さんには、内緒にしておやつに出してみるのもいいかもしれませんね。
簡単な調理を通して、野菜や果物に触れて、美味しく食べる為に必要な《下ごしらえ》も知っておくことは将来の自分で食事を作る際、調理の幅を広げてくれます。ぜひ、お子さんとチャレンジしてみてくださいね♪
岩本 香 【アクティブ野菜ソムリエ・食育インストラクター・栄養士】
記事テーマ
「子供に野菜を美味しく食べてもらうこと」‥毎日の食事作りでは苦労されることも多いはず‥野菜ソムリエ、また二児の母として、野菜とお子さんが仲良くなるヒントをお伝えします。普段、当たり前のように調理している野菜たち‥見る角度を少し変えるだけで、新しい味が生まれてきますよ!食育インストラクターとしても、大人から子供への食の大切さをお伝えします。