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若葉の色が五月晴れの青い空に映えてまぶしい季節がめぐってきました。５月第２日曜日は母の日です。この日が近づくと、毎年、アトリエのブログ検索ワード１位になるのが「プードル」。カーネーションで作る可愛らしいプードルアレンジメントがありまして、それを母の日に作ってみたい！と思って下さる方がたくさんいらっしゃるのだろうなと想像しています。そこでこちらのコラムでも作り方を簡単にご紹介しようと思います。どなたでも作りやすいように、難しい作業をできるだけ少なくしたシンプルな作り方です。お子さまと一緒に愛らしいプードルを作ってみませんか？

＜用意するもの＞

・スプレーカーネーション　４本（花がよく開いているもの）

・グリーン　（葉。写真はソフトミリオンなどを使用）

・オアシス　（吸水性フローラルフォーム）

・うつわ（お皿、バスケットなど）

・プードルの目・鼻・舌のパーツ（市販品あり。手作りでもOK）

・セロファン

お子さまが扱いやすいようにスプレーカーネーションを使います。スプレーカーネーションは、１本から枝分かれして花がいくつか付いているものです。茎が硬くて少しつるつるしているので、はさみでカットする時は大人の方が手を添えてあげましょう。オアシスはうつわに合わせてカットし、たっぷりと水を含ませておきます。セロファンなどを敷いてオアシスをのせると水漏れの心配がありません。目・鼻・舌のパーツはネットでも購入することが出来ます。「プードルの目玉セット」で検索してみてください。

（１）顔

可愛らしいプードルにするには、顔をていねいに作るのがポイントです。まずは花を１輪ずつよく見てみましょう。花が大きく開いているものを５輪えらんでカットします。１輪ずつ、枝分かれしているところでカットしてみましょう。この５輪で顔の真ん中部分を作ります。オアシスへ挿す前に、手の中で束ねて形をイメージすると簡単です。手の中で５輪をタテ４列に並べてみてください。１段めは１輪、２段目は２輪を横に並べ、３段目・４段目に１輪ずつ。どうですか？　うまく並びましたか？　２段目の２輪は高さを少し低くしてくぼませてください。くぼんだところに目玉のパーツが入るので、ほかの花より高さを低くします。イメージが出来たら、こんな風にオアシスに挿していきましょう。５輪を挿したら目と鼻のパーツも挿しこみます。舌のパーツはプードルの表情をイキイキさせたいので、仕上げの時まで残しておきます。

（２）しっぽと前足

次はしっぽと前足です。しっぽにはあまり開いていないつぼみか小ぶりな花を選んで使います。このほうがしっぽらしく仕上がります。前足は花が開いたものでも構いません。左右で同じくらいの大きさの花が見つかればいいですね。ポイントは茎を長めにカットすること。後から挿していく胴体部分の花に隠れてしまわないように少しだけ長くしておきます。

（３）顔のまわり

顔の真ん中部分を作った５輪の周りに花を足していきます。耳を作ったり、顔をモコモコにしたりと立体的になるように挿していきます。

（４）胴体

残ったカーネーションの量を見ながら胴体を作ります。高さは必ず顔よりも低くなるようにしてくださいね。開いている花、小ぶりな花をあちらこちらに散りばめるような感じで挿してみてください。

（５）プードルのまわり

プードルの周りにはグリーンをたっぷりと挿していきます。出来ればオアシスが隠れるように挿すときれいに仕上がります。プードルが芝生の上に座っている姿をイメージしながら挿していくと楽しいですよ。

（６）舌をつける

さぁ、あとひと息です！　仕上げに舌のパーツを挿しこみます。ペロリとのぞく舌が可愛らしいプードルの完成です！

同じカーネーションを使っても、生花は１輪１輪、個体差があります。そんな花たちの個性、そして作ったお子さま１人１人のオリジナルな感性、個性が一緒になって、きっと愛きょうたっぷりのプードルが出来あがることでしょう。１年のうちでママの笑顔が一番かがやく母の日に、お子さまとプードルアレンジメントを作りながら、優しさと喜びあふれる時間をお過ごし下さいね。