12月 師走。1年のしめくくりの月がやってきました。数ある楽しい予定の中でも、お子さまたちが心待ちにしているのはなんといってもクリスマス。小さなお子さまのいらっしゃるご家庭では、みんなで気兼ねなく楽しめるように、クリスマスパーティーをおうちでなさることも多いのではないでしょうか? そんなパーティーの準備で慌ただしくなる前にリースを作っておきませんか? 12月初めに作っても色あせることがないので大丈夫! パーティーを盛り上げるアイテムの1つになること間違いナシですから、ぜひチャレンジしてみてください。前回のコラム『親子で作るフレッシュグリーンのクリスマスリース①』も併せてご覧くださいね。
準備するもの :
・リースベース(直径15~30センチくらい 小さなものは100円ショップにもある)
・ヒバ、コニファー(ヒムロスギ)、モミなど計3本ほど(リースの大きさにより増やす)
・お好みの飾り ・リボン、麻ひもなど
作りはじめは子どものリースと同じ。まずリースのてっぺんを決めましょう。丸いリースでも1つずつ微妙に形が違うので、よく眺めてお好みのてっぺんを見つけてください。そこへ麻ひもを結び、引っかけるための輪を作ります。続いてグリーンを5~7センチの長さにカットしましょう。さぁ、この先が大人バージョンの作り方。グリーンをリースのツルの網目に1本ずつギュッと差し込んでいきましょう。グリーンが乾燥してくるとリースベースから外れることもあるので、「深すぎるかな?」と思うくらいギュッと差してください。グリーンを何種類か準備できるなら、まずコニファー、続いてヒバやモミを差していくと、丸い形のリースを作りやすいですし、それぞれ違う緑色をしているグリーンが一緒になると、緑のグラデーションで美しく出来上がります。そして大事なポイントは3つ。1つはグリーンをモリモリたっぷり差し込むこと。葉が乾燥してくるとボリュームダウンしてきますから、モリモリし過ぎているくらいがちょうどいいですね。2つめは同じ方向に差しこんでいくこと。そして3つめは、必ず差したグリーンの上に次のグリーンを重ねるように差していくこと。こうすると綺麗にモリモリするはずです。
グリーンだけのシンプルなものも素敵ですが、オーナメント・リボン・松ぼっくりなどを飾り付ければ、クリスマスをお祝いするのにふさわしいリースの出来上がりです。大きめサイズはお客さまをお迎えする玄関にぴったり。小さめサイズなら、キャンドルリースにしてもステキ。
2回にわたり、フレッシュグリーンで作るクリスマスリースをご紹介してきました。リースベースとグリーンさえ揃ったら、意外と簡単にリースが作れることをお伝えできていれば嬉しく思います。グリーンをカットしたり、リースに差しこむ作業は難しいものではありません。単純な作業を黙々と繰り返し、集中する時間は心地よささえ感じるはず。途中、手を休めて大きく息を吸い込んでみてください。そして、そっとご自分の手や指先に残るグリーンの清々しい香りを感じてください。いかがですか? すーっと心が穏やかになってきませんか? それはグリーンの持つ癒しのパワーのおかげ。慌ただしい師走の日々の中、フレッシュグリーンのリース作りは、あなたにホッとひと息つける安らぎも与えてくれることでしょう。
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西野 佳衣子 【花育士・フラワースタイリスト】
記事テーマ
花に触れている時の子どもたちは、瞳がキラキラしていて穏やかで優しい笑顔…本当に愛らしいのです。花はみんなを笑顔にしてくれます。家族の笑顔があふれるよう、気軽に花を暮らしの中に取り入れてみましょう!親子で過ごすひとときを花と一緒に楽しむため、日本&海外の花行事、季節の旬な花選び、小さなお子さまとも楽しめるアレンジなどもお伝えしていきます。