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みなさんは｢花育｣をご存知ですか？

私はこの仕事を始めてから、「花育って何ですか？」｢花育士って、どんなことをするのですか？｣という質問を頂くことがよくあります。

―「花育」とは｢花に育まれる｣ことー

そんな風に捉えて頂ければと思います。花で何か教えたり、学んだりするのではなく、季節の花や葉に触れて、色や香り、手触りをたっぷりと楽しむこと。花からもらうパワーで、五感がワクワクするはずです。それから、花で自己を表現する喜びを知ること。これは本当に素晴らしいことだと思います！そして楽しかった花とのひとときを家族でおしゃべりしたり、嬉しかった気持ちを仲間とシェアするのも｢花育｣なのです。ちなみに花育士はというと、みなさんが花に触れる場を提供し、その活動を見守る人というところでしょうか？どうでしょう？少しイメージしやすくなりましたか？

ただ近頃は、家の周りなどの身近なところで、花や木々と自然にふれあうことができる場所が、随分と少なくなってきているのではないかしら？と感じます。そこで、そういう環境で育つ子どもたちにも、季節の花に触れる機会を与えてあげたいと思いました。またお花屋さんで出会う切り花も、元は土に根っこを張って生きていたことを知ってほしいし、花に触れることで、「生きているもの」を愛おしいと思う心が芽生えたり、自然の大切さを知り、生きることを実感し、それを身体で感じてほしい…そういうことを体験できる場を提供できれば…！と思い、花育活動を続けています。

けれど、じゃあ花育クラスを探して…となると、なかなか難しいですよね。それならば「おうち花育」からはじめてみませんか？…と、書くと、さぁ何からやればいいのかしら？どんな風にすればいいの？…と思ってしまわれるかもしれません。でも、特別なことは何もないのです。はじめの一歩はとてもシンプル。｢花が好き。花があると、なんだかちょっとシアワセ｣という気持ちがあればＯＫなのです。それから、それから…みなさんがもっと気軽に花のある暮らしを楽しんで頂けるように、「それから…」の続きは、これから、こちらで綴らせて頂きますね。