「発表会の完成度っていったいどこまで?」と思っている方が多いかもしれません。
発表会だから、完成度高く!発表会だから、完成度低くくても本人が満足すれば!
というのはあまり良い考えとは言えないかなと個人的には思います。
発表会であるにしてもないにしても、いつも、「自分はこの音楽をどう表現したい
のか」というところを常にコンセプトにして学んで行くと良いと思います。
その中で、発表会があり、コンクールがありという感じで学びを続けていくことが
とても大切であるように思います。
普段、練習してないのに、発表会だけきちんと弾こうというのはなかなか難しいで
す。たくさん習い事をしている中でのピアノのレッスンだったりする場合も毎日最
低限の練習を積み重ねてください。そうすれば、「継続は力なり」で必ず、技術力
、表現力が上がってきて、力が尽きます。
わずかな時間でもコツコツと積み重ねていくことが大切です。
それから、発表会は、師事されている先生によって、「これを弾きなさい」という
場合、「一緒に決めていきましょう」「親御さんの希望」「本人の選んだ曲」など
色々な決め方があるかとは思いますが、大切なのは、今やっている教本よりもずっ
と難しいような実力に見合わない曲は選ばないことです。
まずテクニックが追いついてませんので、弾く事自体、難しいと思います。それか
ら、発表会は、今流行りのポップスを弾きたいという子も多いかもしれませんが、
ポップスというのは、リズムがシンプルではなく、とりにくい事が多いです。です
ので、原曲に近いポップスを弾く場合、クラシックの基本的な基礎をしっかりマス
ターした上で弾かないとなかなか難しいです。
1番ベストは、基礎、クラシックを学び、レッスンではそれを見てもらいつつ、たま
に弾きたい曲のスコアを自分で購入して練習したり、耳を鍛える為に耳コピーをした
りするといいかなと思います。もし、わからないところがあれば、「レッスンで少し
だけ聞いて良いですか?」と先生にお尋ねして持っていくと良いかなと思います。
どうしても、自分は、クラシック曲ではなく、ポップスをしたい、流行りの曲を弾き
たいという場合も、基礎練習の本はいれておくべきです。そうでないと、だんだん難
しくなってきた時にテクニック的に弾けなくなり、壁にぶち当たったり、ピアノを好
きだけど、嫌になってしまう事があります。ですので、基礎というのはとても大切に
考えて練習されてください。そうすることで好きな曲を弾く力が身につき、発表会で
も自分の描くステージ上での自分に一歩近づくと思います。
発表会は、先生ではなく、本人が1番輝いて弾くものです。
自分の最大限の持っている力が発揮できるように、普段の練習が発揮できるように、
準備して練習しましょう!
いつも心に音楽&ピアノを♪♪