今はご両親が働いてらっしゃって、ピアノの練習や宿題を見るというのはなかなか難しい問題になってきているのかもしれません。
学生は学校の宿題もありますし、他の習い事もありますからね。
かくいう私も、もちろんレッスンというお仕事をさせていただいている訳です。働いています。
そして子どももいます。夕方、子どもが学校から帰ってくる時間はレッスンになります。
ピアノの先生の子どもというとピアノをバリバリ弾けるというのが一般的イメージかもしれませんが、私は息子に強制的にピアノをさせたことはなく、2歳から脳や神経の発達の為という感覚でリトミック、ピアノも私がゆっくり時間がある時に見て、ピアノをしてはいますが、趣味です。子どもには他にしたい事もありバランスをとりながら無理なく緩やかに、「細く長くピアノと触れ合いたい」という息子の意思を尊重しています。今は月1回は私ではない、先生についています。先生に宿題を出していただき次のレッスンまでにその曲たちを練習します。普段は息子が1人でして、日曜日など時間の取れる時に確認という風に行っています。確認だけで終わるととても助かりますが、大抵は1人でしている段階のものは、先生にお聞かせできるレヴェルには達していませんので、彼の練習のお付き合いをします。そしてそれをまた普段1人で復習して、レッスンの日を迎えています。
1人でする練習時間はわずかな時間です。ですので、練習を録画したり、一緒に見れる時はしっかりと見て、先生には「音ミスやリズム間違いを見ていただくのではなく、音楽的なこと、テクニックが習えるように」といつも話していますが、元々の性格がのんびり、「細く長くピアノと触れ合いたい」という彼のピアノへの思い、なかなか「音楽的な事」に入れる曲、入れないでそのレッスンは終わった曲と様々です。
「ピアノで何か結果を残そう!」とか「ピアニストにさせたい」という場合は、のんびりなんてとてもできません。
例えば、運動会や修学旅行を休んでまでピアノの練習をするという事も時にはあるかと思います。
コンクールも難易度は様々ですが、出る以上は「遊びを断る!」くらいの覚悟がいる場合もあります。
もし、コンクールに参加する場合で、ご両親がお仕事等でお忙しい場合もあるかと思います。
その場合、お子様は「練習したの?」に対して「したよ、大丈夫!」と答えるかもしれませんが、どこをどのように練習したかを確認されるのが1番良いかと思いますので、ピアノの横にビデオを置き、練習開始で録画をして、練習終わりで録画を止めるやり方をまず教えて、ご両親の留守の際の練習は、それを帰ってから確認されると良いかと思います。あくまで、お子様に任せっぱなしは良くありません。
講師側は、次のレッスンまでの課題をコンクール本番の日程を見て考えてスケジュールを組みますので、必ず課題は乗り越えて次のレッスンを迎える事が大切です。ですので、必ずお子様の進捗状況を保護者は確認しておきましょう!
コンクールに出る際は保護者も必ずお子様に任せっきりにせず、色々良く見てあげてください。
全てはお子様の為です。
その積み重ねでピアノは上達します。
しかし、コンクールの時だけというのは良くありますん。普段からそうしておけば何も特別な事ではありません。ですので、いつも練習方法の1つとしてよかったらビデオ録画、それから実際に聞くというのを積み重ねてください。
お子様も安心してレッスンに行けると思いますし、必ず上達し、いづれそれをしなくてもできる習慣が身に付きます。
いつも心に音楽を♪