ピアノの楽しみ方「８１」和声分析にチャレンジしてみよう｜輝くママ

ピアノの楽しみ方「８１」和声分析にチャレンジしてみよう/2020年6月

ピアニストはどれくらい練習するの？

ピアノを弾くということは、まるで物語を語るかのようですね。

私もピアノをピアニストの先生に学んでいます。ピアニストの先生の技術、表現力などいつもご教授いただいて感じることはピアニストがピアノを弾くということはまるで、深い物語を語るかのようで、楽譜の読み取り方から表現をする為の技術習得など、ピアノの先生の私とは比べ物にならないほどの練習量を費やし表面だけではなく繊細かつ的確な分析を経て、私たちに素晴らしい芸術的な音楽を聴かせてくださいます。

「１曲の為に1万回は弾こうよ」とこないだのレッスンでおっしゃっていました。恥ずかしながら同じ曲を１万回も練習を積んだことはありません。先生の心を打つ素晴らしいピアノというのは、並々ならない練習量あってこそだと感じました。1日10時間されることも普通にあるそうです。私はその半分くらいの日はあるかな。短いですね。。。

いつも先生のレッスンを受けるともっと練習したい！しなきゃ、ピアノもっと弾けるようになりたいという気持ちが溢れます。

皆さまはどうでしょう？

１時間練習した、すごい！疲れた！ってなってませんか？ピアノをピアニストの先生のように弾くには並大抵の努力では足りません。ピアニストという職業は、誰でもなれるわけではなく天才的な努力の賜物です。いつも先生のご教授はありがたいなと深謝して、聴き漏れないよう書き留め必死に受けています。終わった後の充実感もすごくていつも思うのは、「生徒さんは私のレッスンでそんな気分になっているかな？」ということです。レッスンというものはとても大切に感じることが大切で、受ける側もする側も双方に達成感が大切ですね！生徒さんが私がピアニストの先生のレッスンを受けた後に感じる充実感のように感じていただけるように頑張りたいなといつも気合い入れてます。

コラムを読んでいただいている方の中には、ピアニストになりたい！と思ってらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。さてでは、どのように練習するとより深い演奏ができるのかをお話ししたいと思います。

和声分析して譜読みをしていますか

ピアノを学ぶ際に譜読みの仕方を工夫しましょうと以前書いたことがあります。

ピアノは、音やリズムがわかっただけでは弾けるようにはならないからです。

音符やリズムが解るようになってきたら、次は楽譜とにらめっこ。楽譜をみて考えて構成を考えて、分析していくことがとても大切です。和声進行であったり、それに伴ってつけられている強弱をどのように表現していくか。フォルテであればなぜそこがフォルテになるのか、ピアノならなぜピアノになるのか理由があります。

それを考えていくヒントは和声進行です。和声進行分析なしではピアノは、メロディと伴奏で成り立つ曲が多いので、そこを考えていかないと深い演奏をすることはできないかと思います。

ピアノを学ぶ際には、音符やリズムのことだけではなく、和声進行を是非、小さな年齢の時から学んでください。総合的に学べるメソッドで学んだり、自分の弾きたい曲を和声分析して演奏する、仮に一曲学ぶ時にこれが１か月２か月かかったとして、リズムや音名をみるだけの練習より遥かに収穫が大きいです。何度も出てくる進行もありますので、そのうち先生からの和声のご指導がなくても、和声進行によって、左手の弾き方や強弱、タッチなどがわかってくるかと思います。それによって前後の関係や物語を語るかのような演奏に一歩一歩ずつ近づいていくことでしょう。それをすることで作曲してみることもとても楽しいでしょうし、創造力が増します。音楽、ピアノをより楽しむことができると思いますよ。

是非、今学んでいる曲の和声進行を考えてみましょうね！もし、和声進行って何という方がいらっしゃったら是非、ご師事なさっている先生に尋ねてみてください。きっと詳しく教えてくださると思いますし、レッスンがより充実すると思います。

いつも心に音楽&ピアノを♪

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詳細は楳寿あかりフェイスブックメッセージまで

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楳寿あかり【音楽教育家】

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「音楽」を10倍楽しく学び続けるために♪

習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。

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