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ピアノの楽しみ方「64」出会いを大切にしよう/2018年12月

貴方自身は貴女の出会った人で出来ている

ピアノをするにあたって、私も幼少期より、ピアノを習いに行きました。今も恩師とはお付き合いがあり、私に沢山、ご教授くださいます。
福岡、春日でお嬢様とリトミック&ピアノ教室をされています、鬼丸悦子先生は、私の4歳からの先生で、先生には、ピアノの他に色々なことを教えていただきました。
ピアノの楽しみ方!というのは、悦子先生に本当に教わりました。優しく丁寧かつ明確なご指導には今も感謝しています。
それから、声楽や音楽理論をそれぞれ別の先生に師事しました。
今日は、音楽理論を教えてくださいました、元福岡教育大学名誉教授、内山信先生へ感謝の念を込めて書いてみたいと思います。
私と内山先生との出会いを作ってくださいましたのは、恩師の鬼丸悦子先生です。音楽に関する全てのご縁は、先生から♪
内山先生にも長年、大変お世話になりました。
先生宅での理論の勉強の基礎が今、元となり、私は音楽の仕事をすることができています。
元々、教員を目指していた訳でもなく、漠然と音楽を学び、ただ音楽を知りたい、好きだ!ということだけで音楽を専門的に学んできました。もしかしたら、教員かな、もしかしたらヤマハさんに勤めるのかな?と教員資格を取ったり、ヤマハのグレードの勉強を内山先生にみていただきました。
先生は作曲家であられるので、理論を専門的に教えていただきましたが、それまで、ただスコア通りに弾くということから、何故ここにこのコードがきて次にこのコードへいき、ここで転調し、ここで感情の高鳴りがあり、ここで終息するというようなことをアナリーゼいただきました。ピアノを弾かない方にもわかるように書かなくてはと思いますが、コードというのは簡単にいうと主に左手で、右手メロディに対して色をつけたり、その空気を安定させたり、不安定にさせてみたり、浮遊感をもたらせてみたりする作用のあるアルファベットで楽譜の上に記載されてあることをコードといいます。
クラシックのスコアには、コード譜というのは見かけませんが、ポピュラーやジャズといったジャンルには、コード譜というものがあります。クラシックはコード譜というものはなくとも、自分で今、何のKey「調」を弾き、何の「コード」を弾いているのかを把握する必要があります。実際にコードと進行を覚えたり、理解して弾いていくのは、ピアノを始めたばかりの方にとっては難しいので、コードに関しては、私は、気長に少しずつ覚えて、どのコードがどのように進行していくのかは、一気に覚えてしまうより、少しずつ考えながら、弾くというほうが良いような気がします。もちろんずば抜けて理解度がある生徒や理論が好きという子がいればすぐ取り入れてもいいと思いますが、ピアノを教えて感じるのは、初期の段階では、1度、属7でまずはしっかり基礎を築いていく、理論というものが、スコアに書かれてこそいなくとも、存在するんだよというお話が年長、小学1年生くらいからのスタートに一般的にはなるのかなと思います。もちろん、理解力や興味の度合いにより、音符を読める、リズムがわかる以外の基礎知識は、生徒さんによって違うと思いますが。それは先生が生徒さんの様子を見ながらでいいかと思います。話はそれてしまいましたが、内山先生には、メロディに対しての音楽の色使いを学んだと言ってもいいかなと思います。先生は、ある企業の指揮者もされてらっしゃいましたので、総合的な音楽の考え方も教えてくださいましたし、レッスンでは、よく私の拙いピアノの横で私が即興の勉強をしているときに、歌ってくださいました。
そこで、「そうだ!そんな感じ、いいね!」「今のは〜」と褒めてくださったり、叱ってくださったりしました。それまでピアノは悦子先生以外にも女性の先生に師事しましたので、男性の先生に習う緊張感はまた別のものだった記憶があり、レッスン前はワクワクと緊張感とが入り混じっていました。歌を横で歌ってくださったレッスンは本当によく感じが掴めましたので、今、私のレッスンでは、横で歌ってレッスンをすることも多いかもしれません。これも内山先生から学んだことです。それから、沢山の音楽を紹介してくださり一緒に聞いたり、感想を聞いてくださったり、演奏会に一緒に行ったりと先生との思い出は沢山あり、偉大な先生ですが、周りに自然と学ぶべきことを教えてくださるようなナチュラルで、優しく時に厳しく温かく見守ってくださる本当に唯一無二な偉大な恩師です。この間は、私の住んでいる街の自治会の創立70周年記念式典で市長さんご臨席の下で私が僭越ながら、合唱曲の弾き歌いをさせていただきました。ふと、内山先生を思い出し、私という手のかかる生徒が、音楽というお仕事を続けてレッスンさせていただき、レッスン以外にも音楽のお仕事をいただけるというのは、出会いご指導いただけた先生のおかげだなとつくづく深謝した次第です。
皆さまも、素晴らしい音楽という芸術に出会い、今ご指導いただいている先生がいらっしゃると思います。ぜひ素晴らしい関係を築いてください。学んでいる、学ぶことができる環境の間に是非、より多くの知識、技術など音楽に関すること、またそれ以外のこと、沢山学んでより充実したミュージックライフになりますように!

いつも心にピアノ&音楽を♪♪
 

Information/お知らせ

12月5日 リーガロイヤルホテルにて、北九州小倉北区自治会、合唱曲「この街で」を弾き歌い ルステンブルと共に
12月15日 富野市民センター クリスマスコンサート
12月19日グリーンコープ主催 クリスマスコンサート
12月22日守恒市民センタークリスマスコンサート

あかり音楽教室
12月8日 クリスマスピアノパーティ

ブルグミュラーコンクールファイナル福岡大会
五名出演し、金賞2名、銀賞1名、奨励賞1名という結果になりました。
受賞した皆様おめでとうございます

1月20日ピティナピアノコンペティション授賞者記念コンサート出演決定
角心晴さんおめでとうございます

来年1月、2月

多喜靖美先生による室内楽セミナー
参加予定
ピティナピアノステップ参加予定
 

Mama's profile/プロフィール

楳寿 あかり

楳寿 あかり 【音楽教育家】

記事テーマ

「音楽」を10倍楽しく学び続けるために♪

習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。

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