暖かく、気持ちの良い春がやっと訪れてきましたね♪
入園&卒園、入学&卒業、修学、進学、就職の皆様、大変おめでとうございます!!
さて、ピアノのレッスンも体験レッスンなどを経て開始された方もいらっしゃると思います♪
こちらも、おめでとうございます!!
楽しい扉の前に立たれたお子さまを持つ保護者の皆様は、これから何が訪れるのかワクワク!ドキドキされていらっしゃることでしょう♪
かくいう私もその1人です。様々な幼稚園には、レッスンには行かせて頂いていましたが、保護者として行くのは初めて♪ 息子が楽しい園生活を送れるようにしっかりサポートしていきたいと思います!
前回は、体験レッスンについて書きました。(http://www.happy-note.com/shine/199/post_5.html)
体験レッスンが終わったら、師事される先生が決まって、いよいよレッスンが始まります♪
こちらも、お子さま&お母様にとってワクワク!ドキドキされていることと思います!
今日のコラムでは、初めてのレッスンを円滑に、楽しく受けるポイントを書いていきます。
2歳から、ピアノのレッスンをされる方もいらっしゃるかと思います!
まず、ポイントとしてあげるのは、「自分から習いたい」と言って習う場合が、この年齢はまだ、さほど多くなく、お母様もしくは、周りの方々が「ピアノをしてほしいな」という思いから始められることが多い年齢ですので、ピアノの楽しみ方①から書いていますが、まず「お母様自身のテンションをあげておく」、「生活の一部に音楽がある」 この2つが最低でも欠けてしまっていると、お子さまに「はい、レッスン始まるから行こうね」と言っても、2歳のお子さまは、「楽しい」という気持ちがなかなか持てないのではないでしょうか?!
まずは、この2つを意識的に、ご自身で働きかけしてみてくださいね!
そして、「2歳」というのは、「イヤイヤ期」もあったりします。誘導する一言一言で「ピアノレッスン」に対する瞬間的な気持ちが変わりますので、お子さまにかける言葉というのは、慎重に選んでいきましょう♪
2歳のお子さまが女の子なら、音符記号のついた靴下を履かせてみたりするのも、少し「ワクワク!するもののひとつ」となって良いかもしれません。
男の子の場合は、女の子よりも心身ともに約一年くらい発達が遅いと一般的に言われていますが、体験レッスンを受けて、「やってみたい!」や「ピアノ」という言葉が本人からよく出てきて、割りと落ち着き、じっとすることができるのであれば、始めてみるのも良いかと思います!
たまにある案件として、「落ち着かせるために始めたいのですが」ということもありますが、そのときは、幼児教育専門家である先生に師事されると良いと思います!
2歳の段階でも、両手で弾く子どもさんも沢山います。
お母様ご自身が「まだ2歳だから」と考えながら受けているより、「2歳だけど、いろいろわかっている、させてみたい」とお子さまを信じてあげることがとても大切です!
ピアノレッスンは、「気長に見守る」ということが大切です。
この歳から始めて継続出来ればやがて、ピアノがとてもよく弾けるようになるでしょう♪
2歳からスタートされたお母様頑張ってくださいね!!
3歳というのは、また生活が変わる方も多くいらっしゃると思います! 幼稚園が始まるお子さまも多いでしょう!
その中でピアノを始める場合は、幼稚園生活だけでも、3歳のお子さまにとっては慣れるまでが大変ですので、お子さまの様子次第では、スタート時期をずらしたほうが良い場合もありますし、あとあと習い事を増やすより、一気に始めたほうがいいと考えるパターンもあるかと思います!
子育て方針というのは千差万別ですので、周りと比べたりせず、また、体験レッスンを受けて師事させる先生にご相談&ご助言頂いて、始める時期を考えていくと良いかもしれません。
2歳と3歳というのは、大きくわけると、全く違うと思います! 3歳になると自我もしっかり、できることも増えていく時期です。
お子さまから、「ピアノしたい」と言って習われるパターンもあるかと思いますし、お母様もしくは、周りの方々が「習わせたい」とされる場合もまだ多々あるかもしれません。
末長くピアノを続けさせたいと思われていらっしゃるなら、「週一回レッスンを受けるだけ」これは良くありません! 自発的でない場合、なかなか好きにはならないでしょう。
やはり、2歳のポイント同様に、「生活の一部に音楽がある」。これをいつも意識しておくことが大切です。
ピアノレッスンは宿題もあります。そういう習い事だと思われていたほうがいいでしょう。おうちに帰って、丸を描くプリント、色塗り、ピアノを弾くなど、先生から課題がでる場合もあります。
「まだ3歳なのに宿題?!」 このように思われる方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、先生は、生活の一部に音楽を、つまり毎日意識的に音楽・ピアノをと思われて出してくださっています。
きちんと、まずは、こなしていくことで、お子さまのピアノへの意識は変わっていきます。
3歳という年齢は、いろんなことがわかるのです。例えば、プリントが二枚でて、一枚目できつくて泣きそう! こんな状況のときは量を減らしてあげるといいと思います! 音楽が生活の一部、という環境をまず作る努力をお母様がしていく必要があります。
例えば、これは、2歳のお子さまでももちろん効果的だと思うのですが、「寝かしつけ」をするパターンとして良くあげられる「絵本の読み聞かせ」がありますが、これを「歌」にかえるのもひとつの方法です。
「よし、今日は動物が出てくる歌シリーズにしょう」と決めたら、ぞうさん~アイアイ~メリーさんのひつじ~犬のお巡りさん~等々、沢山出てくるかと思います! お母様の知ってる曲をゆっくりした速さで優しい歌声でトントンしながら聞かせてあげるのも、大好きなお母様の声で眠れるので精神的に安眠できるかと思います!
まずこういう日常の生活から音楽を取り入れることはできるかと思いますので、是非やってみてくださいね! 3歳からスタートされたお母様、頑張ってくださいね♪
保育園・幼稚園生活にも慣れて来ている頃、お友だちと遊ぶのがとても楽しい頃ですね!!
ここで大切なのが、「さぁ!遊んでばかりいないで、ピアノするわよ!」なんてことを言ってしまうと、前にも書きましたが、子どもの心は、「遊びが楽しいに決まっている」ので、やはり、生活の一部に音楽を取り入れながら、「ピアノちゃんとお友だちになると、~ちゃんの気持ちもピアノちゃんはよく解ってくれるから、きっとまた仲良しのお友だちになれるよ!」「いろんな音がでて楽しいね!知ってる曲弾いてみようか?」「ピアノさわってみよう♪」と常に前向きに、脳に楽しい!というスイッチがはいるような呼び掛けをしていくことがまずポイントです!
そして、「もう、4歳なんだから」と決め付けず、例えば、他のことはなんでもできるのにピアノだけは、という場合でも、レッスンは、「気長に見守る!!!」
この気持ちが非常に重要です。宿題がでても「やっておきなさい!」ではなく、「見てるから一緒にやってみようね!」の気持ちが大切です。この段階の宿題なら、仮にピアノをされてなかったお母様でもみるとわかりますので、お子さまがどこがわかり、どこがわからないのか、これを把握しておくのはお母様のお仕事になってくるかと思います! 決して、先生に丸投げの受け身のレッスンではなく、レッスンに協力的であること、これは、全てお子さまのためなのです。
お子さまとのコミュニケーションのひとつになりますし、お子さまのできる・できないの部分を知っておくことは非常に大切です。
レッスン時間は、先生に!おうちに帰ってからは、お母様がコーチに♪という気持ちがあるといいと思います。コーチは、「はい、練習しなさい!!」「宿題したの?!」と強制的・強迫的に言葉がけをしては良くありません!
必ず、「脳に楽しいを呼び掛けする」をコンセプトにお母様からみて、お子さまに合う、前向きな気持ちになれる言葉がけをしてあげてください。
レッスンは積み重ねが大切重要です! 4歳・5歳のお子さまがレッスンをスタートされたお母様、コーチのお仕事も頑張ってくださいね!
さて、今回のコラムでは、小学生前までを書きました。次回は、小学生以降を書きたいと思います♪
いつも心に音楽&ピアノを!!
楳寿 あかり 【音楽教育家】
記事テーマ
習い事ランキングに必ず上位になる「ピアノ」最近、「ピアノは脳に良い」「人気の習い事だからとりあえず」という理由で始められる方が増えてきましたが、数ヶ月すると、「塾に行って脳を鍛えます」「むいてなかった」「練習がきつい」等の理由で続かない方も。どうすれば、「音楽」を楽しく学び続けていけるのかをいろいろな観点から連載していきます。