ピアノや音楽を理解する、スコアを見て弾けるように、スコアがなくても弾けるようになるには。
1、スコアを眺める。
2、弾くとは別に音楽記号・速度記号などを読めて、書いて、意味がわかるようにする。
3、宿題をもらったら、わかっている情報を整理「読みとる・定着するまでは自分なりに書いたり工夫」する。※情報とは表題・音符・リズム・速度記号・音楽記号・拍子、同じモチーフがないかを探す等」
4、片手奏練習。※一気に両手はしないでください。
5、片手奏の譜よみの段階でしっかりと情報をいれながら練習する。
6、録音・録画、もしくは、保護者に聞いてもらい確認。
7、片手奏がきちんとできたら、ゆっくり両手奏をする。
8、レッスンでわからない所を聞く。わからない所を把握しておく。わかって弾いてもおうちの人に聞いて弾けた場所などは、先生にその旨を説明し、もう一度詳しく指導してもらうほうがいいかもしれません。
9、楽譜アレルギー、音符の数が多く、音名を読むことを考えるのがきつい等がある場合は、まずは簡単だと思える曲を沢山し、楽しいなと感じるほうが良いかもしれません。また、その場合は短い曲で音を読む練習、フラッシュカードなどで音名をすらすら言えるようにする練習などを取り入れると良いかと思います。しかしながら、フラッシュカードですらすらと音名が読めてもスコアになると読めないということもあります。その場合は慌てずに、でも周りも音名を教えるなどはせず、ゆっくり音名を自分で読み、弾く練習をしてください。※練習しないで上達する方法はありません。
10、ピアノのスコアを見てすぐ弾けるようになるということは曲のレヴェルにもよりますが、知識をいれて理解し、復習、予習を反復し、考えずとも記号などの情報が視界に入った瞬間に脳が整理して指先で歌う&弾けるようになるまでかなりの練習量&勉強量&訓練がいると思って頂けたらと思います。両手奏がすらすらできたら、暗譜します。
※暗譜とはスコアを見ずに演奏することをいいます。
11、暗譜ができたら、暗譜した曲を五線譜に書きます。把握している情報「音楽記号等」も全て写譜します。
12、それからもう一度、写譜したスコアを見て弾きます。実際のスコアと見比べたりしてみましょう。
完璧であれば、きちんと暗譜できた証になります。
多分、1曲、1曲練習して、暗譜して写譜してというのは時間的に難しいかもしれませんが、是非お時間のあるとき、集中しているときなどしてみると、自分のわかっていないところ、覚えていないところが明確になり、また、とても頭の運動になります。
写譜などしたことがない方も1曲するだけでとても勉強になると思いますよ。
是非お時間のあるときにチャレンジしてくださいね。