様々なコンクールの間には私の音楽教室最大イヴェントである「発表会」がありました♪ 去年の発表会の終わる頃、来年はこんな発表会にしょう!というのを決めていました。もちろん、来年の発表会はこうしょう!こうしたい!の構想が今年の発表会の終わる頃には浮かんでいました。
実現できるかはさておき、しっかり、生徒さんと向き合い音楽と向き合い、また描いた発表会が行うことができるように努めて参りたい、そう思っています。
今回の発表会では、お友だち、親子、家族アンサンブルというのも取り入れました。
パパと記念に弾きたいという女の子の生徒さん。
ご両親の間に入って。
姉妹で♪
お母様はピアノ未経験だけど娘さんとの記念に♪
と皆様、様々な思い入れでとにかく一生懸命に練習してご出演くださいました。
お仕事、家事、育児でどれ程お忙しいなか、練習されたのだろうと。
色々大変だった分、自身の感動も周りへの感動もひとしおだったと思います。
本当に感動しました。。。また、私自身、家族はもとより、発表会をお手伝いくださいました、北九州在住ピアニスト竹富千夏先生、福岡市でピアノ教室をされている恩師、鬼丸悦子先生、スタッフの皆さまには心から感謝でいっぱいです。
発表会は、レッスンでは決まった教本に従って行うので、好きな曲をそれぞれが選んで弾きます。自分のレヴェルより難しい曲を選んだ生徒さんも沢山いましたが、弾きたいという気持ちで一生懸命に、時に涙しながら練習したこともあります。悔しい気持ち、苦しい気持ちも生まれたでしょう。ピアノを弾くというのはやっぱり自分自身の精神を磨くことでもあるので、指番号を自由に弾いてしまう生徒さんがいれば、この指番号のほうがフレーズ綺麗に弾けるから直そうと私が言って、素直に直そうとする子、自分は弾けたらそれでいいです、直せないと言う子。音間違いも指摘してもなかなか直らない子、1曲1曲にその子の弾き方、特徴、性格が反映されます。では、どのような子が上手になるのでしょうか?
運指がよく動く子?耳の良い子?難しい曲を弾ける子?リズムや拍子がわかっている子?沢山練習をする子?
今まで数多くレッスンさせて頂きましたが、やはりレッスンで、私の手直しを素直に聞いて、それを家できちんと直して、レッスンに来られる生徒さんだと思います。
例え運指が良く動き難しい曲が弾けても内容を伴わなければそれは弾けたとは言えません。私も自分の過去を振り返り、師事した先生にそう言われたことが何度もある子でした。信頼し、素直に教えを聞いて学ぶと言うことが1番難しく大切なことなのよ!と。自分では素直に聞いているつもりであっても、思春期の私の心は目上の先生に対して、まっすぐな素直さではなかったということでしょう。今そのときの自分を反省しながら、生徒さんには早くそれに気づいてコツコツと頑張ってほしいという思いでレッスンさせて頂いています。
発表会が終わり、子どもたちがどう変わっていくのかをみています。
ある生徒さんは、20曲くらいバスティンピアノパーティーシリーズを早く終わって先に進みたいと頑張っておられました。ある生徒さんは、ブルグミュラーコンクールに出たいと頑張っています。また、反対に発表会が終わってブレイクタイムですとあまり練習できなかったという生徒さん。
みんなそれぞれ、毎日、色々とピアノ以外にも頑張っていて、それぞれの気持ち、わかるなぁと素直に思いました。それに保護者の方々も本当によく練習にお付き合い頂いているので、おかげさまで子どもたちが弾けるようになってきました。
本人の頑張りと保護者の応援のおかげです。保護者の方々の応援に感動です。。
近年、難しいなぁと感じるのは、小学校高学年のとき、中学生になると部活も日常生活に入ってきますが、ピアノライフは、やっと基礎が終わり、今から基礎をベースに沢山、名曲にチャレンジしょう!という時期に入ります。その時期にピアノを弾くのを辞めてしまうことは非常に残念です。
今年、中学生になった生徒さんは、運動部も勉強もそして、ピアノもコンペに二つ参加し頑張っています。
中学生に入って確かに続けていくには本人が本当に好きかどうかと、細く長く、コツコツ練習する努力が必要になりますが、本当によく頑張っています。中間・期末テスト前はレッスンをお休みにしたり、その分コンペ前はレッスンを増やしたりと調整しながら頑張っています。
「今何を頑張るときか」という目標をはっきり考えることができるので、それぞれのことを精一杯、頑張っているのだと思います。
頑張っている分、ピアノはもちろんのこと考え方や思考回路など、レッスンしていると凄く成長を感じます。もちろん、コンペは参加は自由なので、中学生でピアノを続けていくときは、ペース配分やレッスンの仕方を考えながら、行っていくと、コツコツと積み上げていくと、その分、絶対ピアノは上達します。ある生徒さんは、ピアノをずっと頑張ってきた集中力のおかげで難関の私立中学校に合格できたとご両親がおっしゃっていました。
六年生の夏休み前に私立受験を決め、受験対策の合宿など、想像以上の勉強時間を彼女が頑張ってこれたんだなぁと思うと本当に彼女の力だとは思いますが、ご両親にピアノのおかげだと言って頂けたことはとっても嬉しかった出来事でした。本当に頑張りやさんの生徒さんの努力、応援しているご両親の思いに感動です。
運動部に入ってもピアノを前のようには時間はとれないけど頑張っている生徒さん、コツコツと自分のペースで頑張って沢山の曲を弾けるようになってほしい、ピアノを楽しんでほしい、辛いとき、嬉しいとき、自分の気持ちが人に上手く言えないとき、好きな曲を思い切り弾いてほしい、そう願っています。
そんな生徒さんたちをやっぱり育てていきたいなぁ、そう、発表会が終わって感じている今日この頃。
私自身もまだ沢山、学びたいです。
明日は、室内楽セミナーといって、日本で室内楽を広めて下さっています、多喜靖美先生のご指導のもと、プロのヴァイオリン&チェリストの方々とアンサンブルを学んできます。
また、学んだことを生徒さんにお伝えできるように♪
日々の暮らしにピアノ&音楽を♪♪
悲しいとき、辛いとき、楽しいとき、嬉しいとき、全て良い、それが音楽の良いところだと思います。
いつも心にそれぞれのメロディを♪