前々回のコラムでは、「処方薬」についてお話ししたかと思いますが、最近は自分やあかり音楽教室の音楽活動における「サプリメント」的要素「ビタミン剤」のような刺激や活動を沢山しています。
まずは、お教室では、3つのコンペに参加致しました。1つ目は、コンペ前の公開レッスンに参加し、著名な先生のアドバイスレッスンを受けました。伝えたいことは同じでも、アプローチの仕方が違ったり、私以外の先生からのお話は新鮮に聞こえる所もあるのかもしれません。生徒さんが立派にレッスンを受けているのを私も見ることができ安心したアドバイスレッスンでした。それからのレッスンも生徒さんのレッスン意識がより高まったような気がします。
2つの違うコンペで、「金賞」を受賞。ブルグミュラーコンクールでは、「金賞」ならびに「曲目特別賞」を頂きました♪
次は地区大会です。全員本選通過しましたので、地区大会も一緒に頑張ろうと思っています。
息子もこのメンバーに入っていますが、「緊張」を覚えてしまい、前日の弾きあいでは、ど緊張の息子。夜練習では間違える、間違える!
出ないほうがいいのではと思うほどでしたが、恥をかいても、福岡で一番大きなホールで堂々と弾いてほしいなと、また彼自身も「出ないのは絶対嫌だ!」ということでしたので、ここで出なければ彼の成長によくないと思い、間違えてもいいから、お辞儀だけはするように言い聞かせて参加しましたが、演奏が終わって帰ってきて「僕、頭が真っ白で途中間違えそうだったけど間違えないで弾けたよ」と笑顔。終わってほっとしました。我が子と生徒さんと一緒に参加する大変さを学びました。
生徒さんたちも、園のイベントとコンクールが重なり遠くの会場まで受けに行かれたり、行きの車でメトロノームを使いテンポがくるわないように最後の最後まで細部に渡り気をつけたり、バレエの発表会と2つのイベントを頑張ったりと、それぞれの頑張りに心からの拍手でいっぱいになりました。また、この日はコンクールのはしごで、息子たちのコンクールが終わり、タクシーを飛ばしてもうひとつのコンクール会場へ移動しました。
ダブル受賞の生徒さんは、一年生の時からピアノを習いたいと言い続けて、五年生から習いに来られて2年弱での結果です。
彼の何が一番素晴らしいかというと私の話をしっかり聞いて、宿題は必ずやり直しを言ったことに対して、彼なりに私のレッスンを振り返り考えてしてきていたことだと思います。
毎回、演奏がみるみる変わったこと、理解力、努力そして生まれもった音質の素晴らしさ。。。全ては彼が「ピアノが大好き」という気持ちがあってのこと。
指導者としてもっと頑張ろうとエネルギーをもらいました。
生徒さんが頑張っていますから、私も教育活動以外に演奏活動を♪
東京&北九州を中心に活動されています演奏家グループ「ロンド」の皆様からお誘い頂き、病院でコンサートをさせて頂きました♪
点滴で車イスの方、妊娠中の方、病院スタッフ皆様に聞いて頂き、人前で演奏させて頂く喜び厳しさを実感。また、ハピネス北九州主宰の多喜靖美先生による室内楽セミナーに参加、指導者も生徒も皆で学んでいます。アンサンブルの楽しさ、難しさ、様々なことを感じ学びました。こちらもこれからも引き続き参加します。全ての活動は、生徒さんにより良い音楽を学んで頂きたいので。また自分自身、研鑽を積まなければ、前には進めない音楽の世界です。
周りには素晴らしい先生が沢山いらっしゃって、どんな先生も凄い量の勉強量です。刺激を引き続き受けながら、私自身も頑張って行きたいと思っています。
沢山のサプリメントは、何が今自分に必要かは自分をよくわかっていますので、必要なものを必要なときに。
生徒さんに対しても必要なサプリメントを必要な時に処方できるそんな先生でありたいなと思っています。
さて、次はクリスマス会の準備に入ります♪
ピアノ以外に大切なことも教えるんじゃなく感じて自分で行動してほしい、そう願って、イベントは引き続きします。
人を大切に思うことを感じたとき、きっとピアノも上達すると信じて
いつも心にピアノ&音楽を♪♪