小さいときから、ピアノの練習が好きで好きでたまらない!なんて人は多分沢山はいないのではないかなと思います。
我が子の練習に苦戦されてらっしゃる方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
かくいう私もその1人です。
しかしながら、ピアノはやはり上達するには練習しかないんです。
練習をせずに上手くなる方法なんて美味しいお話はやはりありません。
子どもはある時期がくれば、反抗期や思春期の感情のコントロールが難しい時期もやってきます。
その時期にはレッスンや練習にもなんらかの変化がでてくるはずです。それは良いことばかりではなく、やっぱり気になることであったりもします。
でも、例えば、親御さんがさせたピアノであっても、上手くそういった時期でも乗り越えていけば、大人になったときにピアノを習わせてくれたことに感謝の気持ちを持つかもしれません。
あるピアニストの先生は私に言いました。
「ピアノってね、上手くなくていいのよ」
私はあるチャリティーコンサートのお手伝いをしていました。
そこで、20歳で癌で亡くなられたチャリティーコンサートのスタッフもいて、彼は亡くなる直前に「こうなったのが他の誰かではなく僕で良かった」とそう言って亡くなられたそうです。
もう1人、20歳でまた癌で亡くなられたピアニストの方も癌が体から飛び出している画像を亡くなる直前にピアニストの先生に送って来られたそうで、「僕は癌になんか負けない」と最後までピアノを弾くと強い気持ちを持ってらっしゃった、まさに20年という人生は天命を全うされたに違いない素晴らしい人生だったと思います!
ピアノを通して。
命のこと。
人と人との関わり、出会い。
音楽そのものの美しさ。
沢山、学ぶことができるピアノや音楽を本当に続けてきて良かったと心から思います。
まだまだ続けて沢山いろいろなことを学びたい!
そう思っています。
話は本題にかえりますが、練習を好きになる方法、なんていうレシピは残念ながらないのですが、やっぱり何故練習が嫌になるかというとピアノは上手くいかない箇所がいつも同じだったりして、何度も同じところを練習しなければならず、練習に疲れたり、小さいお子さまは同じ練習に飽きてしまうんですね。ましてや、自分からピアノを習いたいという場合ではなく、習わされているという意識ではまさにそういう状況は否めません。
それから、小さいお子さまはレッスンの内容をレッスンから帰って覚えているということも難しいかと思います。
レッスンの引率はやはり、宿題の内容がきちんと把握できない間は必要だと思います。
お母様が見てくれている安心感。どこをどのように練習しなければいけないのか、宿題を的確にすることも着実に上達していく早道だと言っていいと思います。
「練習やったの?」
「まだよ」
「早くしなさい」
この会話だけではやはりお子さまが進んで練習に取り組むのは難しいです。
ご家庭でもこのような
会話ばかりではないか振り返ってみてくださいね。
それから、宿題をするのはもちろん大切ですが、好きな曲を見つけるのも練習が楽しく、ピアノが好きになるヒントです。
私も好きな曲メインの練習を沢山していました。
今もそうかもしれません。
そうすることでやっぱりピアノいいな~と感じます。
好きな曲を見つけるには沢山いろいろな音楽、特に生の音楽にふれる機会を増やしてみてください。
すぐにはアウトプットしなくても、インプットを沢山していくと、必ずやそれが活きてかえってきます!
練習を好きになる完璧な方法は残念ながらありませんが、まずは続けてみることです。
私は今思うこと、やっぱり小さいときにもっともっと沢山練習をしておくべきだったと。
過去には戻れないので、今は子どもたちに早くそれに気づいて頑張ってほしいなという思いで精一杯、私なりにレッスンしています。
子どもたちが羨ましくもあります。
是非、今という瞬間、音楽と共に生きている喜びをまずはお母様自身が感じながらピアノのレッスンを楽しんでください!
レッスンが気になるけどついてはいけない、そんな方は、ビデオもオーケーがでたら効果的なのではないでしょうか?
レッスンも練習も苦戦しながらも楽しんでいけますように~と願っています。
いつも心に音楽&ピアノを