つい最近の出来事ですが、自分主宰の発表会を行いました。
そこでは、4歳から大人の方までの年齢の幅広い方々に出演して頂きました。
今回は、選曲を生徒さんにして頂くということで、現在持っている力よりも難しい曲を選ばれた方が多く、練習は苦戦しましたし、レッスンもスリリングでした。レッスンでは、好きな曲ばかりではなく、時に弾きたくない曲もあるかもしれません。ですので、発表会は、生徒さん自身が一番輝く場所として、今回は弾きたい曲を選ばせました。レッスン中に上手くいかず、涙した生徒さんもいました。。。しかしながら、受け身的ではなく、自発的に学び取り組むことによって、あきらめない強い精神力&目標に向かう力の種植えができたのではないかと思います。そして、何度練習しても上手くいかないフレーズなどから、やっぱり基本練習がいかに大変かを再認識できたのではないかと思います。
ピアノは、いわゆる名曲を曲の構成や作曲家の意図を踏まえながら弾けるようになるには、沢山の知識と技術が必要で、どんなに才能があっても10年はかかると言われています。ピアノは、他の習い事とはちがい、日々コツコツとピアノを練習すること、作曲家、音楽記号などの音楽のことを知ること。美しさの中に厳しさがあることを知ること。できないところを乗り越える努力をすることなど、様々なことを学んでいく習い事です。また、ピアノはアンサンブルや室内楽など人と一緒に音楽することで協調性も学べます。今回の発表会では、いろいろな方法・方向で音楽を学び、様々なことを体感してほしいなとの願いからこの点も大切に考えました。
今回の発表会では、習ってすぐの生徒さんも参加くださり、その思いに心打たれました。
「もっと上手になったら参加します」そういう親御さんも多いと思いますが、フォームなどはまだまだ身に付いていない時期でも、ピアノの演奏以外にもやはり大切なことがあって。。。それは、やっぱり仮に1本指奏であっても、人前に出て演奏する、お辞儀をする、人の演奏を聴く等様々なことがきっとこれからレッスンを続けていくにあたってもとても大切なことだと思います。
仮にお子さまが2歳からピアノレッスンを始めて1本指で弾いていたとしても、発表会をするとなった場合、参加されたほうがその子の為になると思います。寝てしまったり、ぐずったらそのときは、ご家族が弾いても良いとおもいます。参加が無理な時は聞きに行くこともお勧めします。
観ていてもとても可愛らしいでしょうし、みんなから拍手をもらったり、「なんだか嬉しい」「ピアノ楽しい」につながると思うのです。子供の成長にとって、非常に重要な点は、「成功経験を増やすこと」です。
それによって、「自信がつく」それによって、「考え方、生き方が前向きになる」と思います。
私の生徒さんに今1歳児、2歳児さんはいないですが、もしいらっしゃったなら「1本指でも発表会」をおすすめしたいなと思います♪また演奏はできず、聞きに行かれた方も、「来年は参加したい!」「ピアノレッスンへの意気込みが違う!」など、心の変化が何かしら良い方向へ行くと思います。
今回の発表会でも感じましたが、子供は親が思っている以上にいろいろなことを考えて、感じています。
お母様のお膝に座って1本指で弾く姿を想像するだけでも、きっと本人やご家族だけでなく、参加している生徒さん、聴衆の皆様にも良い効果を生むと思います。。。
1本指でも発表会、赤ちゃんでも発表会きっと楽しいと思います。
どんなに興奮するおもちゃよりも、きっと心を興奮させることでしょう!泣いてもOK♪
発表会はイメージよりもずっと楽しいものですよ!!まずは、勇気を出して参加してみましょう!!
いつも心に音楽&ピアノを♪