音楽大好き、ピアノ大好き、楽器が大好き、音楽の側で寄り添い生きていきたいなど、ピアノや音楽に対していろいろな思いでレッスンを受けてらっしゃる方もいると思います。
一言で「音楽の仕事」と言っても今から一例をあげてみますが、これがまた全てではありません。
あくまでご参考にされて、より興味ある世界を探し、探究されてください。
そんなご参考になれば嬉しい限りです。
※音楽や楽器、歌などを演奏、もしくは指導者、創作者とするお仕事業種例
音楽家
クラシック演奏家
ミュージシャン
スタジオミュージシャン
バンドマン
シンガーソングライター
ギタリスト
ボイストレーナー
オーケストラ団員
歌のお姉さん・お兄さん
歌手
声楽家
楽器の先生
ピアノの先生
幼児教育の先生
作詞家
作曲家
編曲家
※演奏家が描く世界を表現できるようにお手伝いするお仕事業種例
ピアノ調律師
和楽器職人
楽器クラフトマン
ミキサー
PAエンジニア
録音技師
レコーディングプロデューサー
レコーディングディレクター
映像プロデューサー
今一例をあげてみただけでもいろんな形で音楽に携われるお仕事があります♪
しかし、音楽の仕事は、ただ単に「音楽が好き」「楽器を演奏するのが好き」「ピアノがうまい」「歌がうまい」「オーケストラに入りたい」と言って、音楽に沢山時間を費やしてきたからと言って、必ず報われるとは限らない!
それが音楽の仕事をするとわかってきます。
さて、では、音楽の仕事をする上で、もしかすると、社会で生きていく上で一番大切なことは何でしょう。
それは、やはり「人と人のつながり、つまりコミュニケーション」。これが、大変大切ななくてはならないものです。
例えば、演奏家がCDを作るためには、ミキサー、PAエンジニア、録音技師、音響エンジニア、時に指揮者、編曲者、レコーディングプロデューサー、レコーディングディレクター、CD制作&デザイナーなど、沢山の方に携わって頂き、ようやく、1つの作品がこの世にうまれます。
このように音楽業界は、多くの人に支えられながら、協力して、1つの作品を創りあげます。
仮に、歌がうまいアーティストがいても、人とコミュニケーションが全くとれずにいたら、一人で成功を掴むことは不可能です。
生誕何十周年の人気アニメ大作家さんでさえも、一人で描くのではなく、みんなで上手にコミュニケイトしながら、進めているそうです。
人と人との繋がりは「信頼関係」だと思います。
だから、周りから信頼されることが、良い仕事を得ることに繋がると考えます。このコミュニケーション能力というのは大人になって身に付くものではなく、産まれてからの様々な出会い、環境で培われています。
挨拶をする、人のお話を聞く、時間を守る、約束は守る、仕事をきちんとする、誠実な対応をする、人の悪口を陰で言わない、今大切なことは何かを共に考えるなどとても大切なことです。
全てが音楽と密接に関わるときも必要な力です。
コミュニケーション能力を高めるために幼少期に、ソロだけではなく、アンサンブルを経験することは非常に良いことだと思います。
例えば、室内楽で言うと、Trioだと、ヴァイオリンとチェロと合わせるときに、アインザッツ「目をみて弾くタイミングをお知らせすること」をします。が、話すときに人の顔をみて話すことと同じだと私は思います。
呼吸を揃えて、音楽が進行する速度を目・耳などを使いながら弾いていき、みんなで1つの音楽がうまれてきます。
コミュニケーション能力が高いかどうかで、その演奏の善し悪しが決まるのです。
こういう経験をしていくことで、社会性も身に付きます。
まず、将来、音楽の仕事に就きたいという方はコミュニケーション能力を何らかのツールを用いて、磨いていくと良いと思います♪♪
そうすると、人とのコミュニケーションの取り方、自分をよく知ること、音楽のことなどいろんな発見がうまれてきます。
是非、貴方の夢が叶うように祈っています。
現在、微力ながら、教えるという音楽の仕事をメインで活動している私から言わせて頂けるのであれば、音楽の仕事は大変やりがいのある、夢のあるお仕事です!! 見えない心を育てていくというのは難しくも大変重要で、責任のある楽しいお仕事です。
自分にとっては、こんなに楽しいと感じられるお仕事は他にありません。
共感してくれる仲間もできます。話しても一緒に演奏しても、楽しいのです。
ちょっと話して、音を出せば、いろいろな事を感じることができるのです。
芸術を教えるというのは大変難しいことですが、真摯に音楽と自分に向き合うことができ、子どもたちの成長のお手伝いができるそんな仕事は、本当にやりがいがあります。
自分が今まで演奏を勉強を頑張ってきた意味がそこにある! そんな感じです。
「音楽大学卒業してもね、仕事がないし。」
と最初から考えたり思っている方にはこのお仕事は向かないかもしれません。「もしそう思われた方は前回のコラムを読んで頂きたいです」
未来ある子どもの成長のお手伝いができ、音楽の仲間を増やせる、また責任あるお仕事でもあります。
ある大好きな先生のお言葉をおかりするなら、「1人の100歩でなく、100人の一歩」そんな気持ちでレッスンし、人を大事に思うお仕事です。
例えば、ピアノの先生になりたいなと思われた方は早くから、指導方法を研究、実践、演奏など、研鑽を積んでいくことが大切です。
ピアノの先生は、地道にコツコツと日々、ピアノと人と芸術のかかわり合いを考えていく、そんなお仕事です。
音楽の仕事に就きたいなと考えられている方、読んで頂けて、少しでも希望ややる気が起きて頂けたら幸いです。
私自身もこれからも、「鏃礪括羽」という人生テーマのもと、楽しく生徒さんと一緒に音楽を学んで行きたいなぁと思っています。最高のお仕事だと自画自賛!そう思って日々頑張ります!
どんなお仕事でも、お仕事というのは、楽なものではありません。
お仕事は、人から喜んで頂くためにはどうしたらよいかを常に考えていくことだと考えます。
何か貴方に合うピッタリのお仕事が見つかりますように。
いつも心にピアノ&音楽を♪♪
また、次回のコラム楽しみにしててくださいね。