いよいよ、本格的に秋が訪れましたね。朝晩の冷え込みに体調など崩されてはないですか?!
さて、前回のコラムでは、「これだけは外せない10ヶ条」を書きました。
いろいろな反響を頂きありがとうございました!
さて、今回のコラムでは、「練習しない我が子に言ってはならない10ヶ条」を書いてみたいと思います!
1,「もう、そんなに練習しないなら辞めれば?」または、「もう、そんなに練習しないなら辞めさせるわよ」
このセリフ! 確かに、思わず出したくなる!! そんなお母様のお気持ちもわかりますが、前頭葉のまだ発達段階にあるお子様が、常にピアノの練習を楽しく頑張るというのは、なかなか難しく、大人でもハマっていたものにすぐに飽きてしまうこと、これはありますよね!?
ですので、前回も書いたかもしれませんが、練習をどのように継続して行っていくのかをご家庭でよく話し合い、お子様の意見も吐き出しやすいように、言葉をかけて、すぐに「そんなことだめ!」「遊ぶことばかり!」と怒ったり怒鳴らず、ワンクッションおいてみてください!
子どもがもし、「ピアノの練習より遊びが楽しいから、練習時間にお友だちと遊べないから嫌なの」と話してきた場合も、「じゃあ、ピアノはいつ練習するのよ!!!」と怒鳴らず、「わかったわ、ちょっと考えさせて」と言われたほうが、実は子どもの心理からすると、おかあさんの発言が胸に響き、「おかあさん、どんな風に答えるのかな」と気になるものです。
それから、落ち着いた時に「さっきの件だけど、遊ぶ時は思いきり遊んだほうがいいと思う。だけど、ピアノは毎日コツコツ練習を積み上げることで、少しずつ弾けるようになるから、遊んで帰って落ち着いたら、一緒に1回でもいいからやりましょう」って話をして、たまに練習風景をビデオカメラでとったり、1曲が仕上がったら、ビデオカメラに収めたりして、バトル後、落ち着いた時に「これは何ヵ月前の~ちゃんだよ」「あのときよりぐっと上手になったね!弾けるようになったね!」とバトル後はしばらくお母様のほうがムカムカ、メラメラ、モヤモヤ「三大M現象と名付けました」になりがちですが、もう一歩踏み込み、お子様へいつもとは違うアプローチをしてみてください!
とにかく、三大M現象は、ピアノバトルだけに関わらず日々、ありますよね!
もちろん、私も日々、日常茶飯事!
そんなとき、一つの参考ですが、違う部屋に行き、1から10まで数えて深呼吸したり、外の空気、景色を眺めたり、全く違うことをしてみたり、誰かに話を聞いてもらったり、お友達とランチしたり(笑)して、お母様自身の気分のリフレッシュが非常に大事だと思いますので、自分の気持ちのコントロール、これは子どもは、なかなかできませんので、お母様のほうがしていくよりほかありません。
私の例でいうと、自分の昔を思いだし、我が子にガミガミ言えるほど立派ではなかったなぁ。。。と子どもと同じ歳の昔の自分を振り返ってみたり、でもだからこそ!という思いもフツフツと沸いてきたり、つまり、直ぐに解決方法なんか見つからないのです。
この三大M現象のおかげで、親子ともに精神面も成長するのだと思っています。
仮に、「うちの子は何も言わなくても毎日練習、自分から沢山するわ」というお子様がいても、それはそれとして。きっと全て子育てうまくいってる!なんて方はいないだろうと思っていますし信じています(笑)
比べず、練習しない我が子を憎まず(笑)、音楽教育はコツコツ気長に見守るというお母様ご自身の忍耐とお子様&お母様の精神教育なのだと思います。
しかしながら、その苦しみの果てには素晴らしい音楽を奏でているお子様、笑顔と涙で聞いてらっしゃるお母様がいる姿をいつも想像しながら、いつも「ここに向かおう!ここに向かいたい!」 そのために我が子にすべきことを!という気持ちで、教育者でもあるご師事される先生にもご助言頂きながら、少しずつ向かっていきましょう!
きっと努力は実りますよ。
そして、それはお金では決して買うことができない、とても素晴らしいものだと思います!
2、「遊ばせないわよ」「お菓子抜き!」「テレビ見させない!」
などの否定的かつ脅し言葉。
これは、子どもの発達によくありません。悪循環です。「お菓子あげない」「それでもいいもん、あっかんべー」なんてし出した日にはやっぱり危険です。
そもそも、ピアノとは別のことを引き合いに出さないほうがいいと思います。
でもでも、出てしまいます!って時はそれなら、「そんなに練習できないのなら、お母さんにも考えがあります!」と言うのも強すぎかもしれませんが、たまに言うことで、子どもは「どんなこと?」と気になるのではないでしょうか?
3、「ピアノを捨てる」「ピアノを売る」「ピアノが邪魔」
これは!! ピアノさんが可哀想すぎますのでお辞めください!
ピアノさんも悲しくなり良い音が出なくなるかもしれません。楽器は生きていますよ。
4、「外に出す、玄関に立たせる」「叩く」
これは!! あり得ません! 昔はこういう母も珍しくなかった時代もあるかもしれませんが、今は虐待になりますから、絶対しないでください! 大丈夫だと思っていますが確認です。
練習に付き合って、「なんで何回も弾いてるのにできないの!」なんて言って手をバチっと叩いたりしないでくださいね!!
可愛いい我が子、、、お母さんに叩かれたらピアノ嫌いまっしぐらですよ!!
ピアノだけに限りません。
仮に自分自身がお母さんから、練習の時に叩かれながら練習をしたから娘にも同じやり方で。なんていう方がいらっしゃいましたら、ご自身の心にきいてみてください! 「このやりかたは間違っている?」と。
絶対、よくないです!!
5、「すきにすれば」と投げやりな言葉をかけない。
これはしばらくバトルがあった後半戦辺りで登場する言葉かもしれませんが、よくないです。
バトル真っ只中、子どもも語彙が達者な年齢であれば、「すきにさせてもらう!!」「私は自由に生きます!」なんて言う、ピアノの練習でのことが、大きな人生論、間違った自身の哲学になってしまうことがあります。
言葉がけがお子様の生きていく哲学のベースをつくると言っても過言ではないので、かけ言葉には非常に気をつけてください!
かといってもお母様も人!! 思わず言ってしまった!言ったあとに後悔した!なんてことは多々あるかもしれません。
私も毎日一人反省会。
お友だちと話して「うちの子、ピアノ練習しないのよね~」「うちもよ~」と「うちだけじゃなかった」と共感して、そこで少し安心することもあるかもしれませんが、もう一歩、「練習させるために何かしてる?」って会話もしたりすると、「うちはね~」なんていう話がでて、我が子にもtryしてみたり、ちょっと前に進めたり、と出来るかもしれません。
三大M現象から脱出できるような会話があるとより良いかもしれませんね♪("⌒∇⌒")♪
まず、「練習してる?」などという会話があることが、お母様ご自身が、我が子のピアノに関心があるということに繋がり、私はご立派だと思います!
今は働いてらっしゃる方も多いからか、「ピアノは先生にお任せ」なんて方も多いです。また、働いていても帰って家事を後回しに、ピアノの練習におつきあいされる方も沢山いらっしゃいます。お母様ご自身の考え方、気持ちの余裕がいろんなことを左右します。
ピアノを習っているお子様で、練習嫌いのお子様も多いかもしれません。
毎日コツコツ練習、ピアノをする上で一番大変な所です。
でも、きっと我が子にピアノを好きになってもらいたい!と思っていらっしゃる方が私のコラムを読んで下さってると思います。