皆様、こんにちは♪
ピアノの楽しみ方⑩でお話ししましたが、今回もピアノの発表会について書いていきたいと思います。
「ピアノの発表会って何歳から参加できるの?」
この質問に対するanswerは難しいです。なぜかといいますと、2歳でも参加できる子もいれば、4歳でもなかなか難しいといったケースもあります。
要は年齢ではなく、その子その子のピアノに対する意識で変わるのではないでしょうか?
今まで指導した生徒さんの中で習って3ヵ月で参加した2歳半の生徒さんもいました。「私も参加したい!!」 要はこの思いがお子さまご自身が持っているかどうかが非常に重要なポイントになってくると思います。
お子さまが小さいうちに発表会に参加する場合、よくあるケースとしては、「おかあさんが出なさいというから出る」「発表会がよくわからず練習を嫌がる」「細やかな練習が苦手」「嫌がる子どもに練習させるのが大変」等々、いろいろな不安材料がお母様にもお子さまにも出てきます。
お母様とお子さまのピアノの発表会に対しての気持ちの温度差も出てきます。
この場合、やはり良い結果をなかなか生みません。
しまいには、「やっぱり発表会不参加でお願いいたします」「同じ曲の練習ばかりで子どもが嫌がりこのままではピアノ嫌いになりそうです」等々、いろいろな問題が出てきます。
小さなお子さまに、ピアノの発表会ってどんなことをするのかをまずしっかり教える必要があるかと思います。
それには、師事されていらっしゃる先生に昨年度の発表会の映像などが残っていないかを確認して、もし先生がお持ちなら借りて、親子でよく観て、よく会話してみてください。
「こんな大きな会場で一人で弾くんだね」
「弾いている人のお辞儀上手だね」「楽譜を見ないで間違わないで最後まで弾けたね」「沢山の拍手がもらえるよ」など。
例えば、言い方ひとつで受け取り方が変わると思うのですが、「こんなに長い曲、今のあなたには弾けそうもないね」「やっぱり練習が大変そう」「こんな大きな会場で一人で弾くの怖いよね」などマイナスになるような言い方をしてはやはり、子どもは、「発表会やっぱり出たくない」と思ってしまうのではないでしょうか。。。
確かに、甘いことばかり言っても現実の練習を通して「やっぱりつらい」と感じるかもしれません。
しかしながら、苦しいことから逃げ出さずに最後まで頑張る力を身に付けると、どんなことにもめげない強くしなやかな心が育つそうです。
発表会の練習は、そういうメンタル面を育てていくのに非常に良いことと思います。
確かに練習で大変な側面もありますが、それも親子で乗り越えると、親子の絆はさらに深くなりますし、子どもも「お母さんがこんなに自分を応援してくれている!」と自信に繋がります。
確かに幼児期の小さいうちは、幼稚園・保育園に通うだけでも立派な時期、発表会の練習まで手が回らない、そんなときもありますよね!
そんな時は先生に、「今年は見学に行きたい」との意向を伝えてみられるといいかもしれません。「うちは出ないから見にも行かない」というより「今後の発表会を参加する方向で考えてくださっているのだなぁ」と講師も嬉しいはずです。
何かしら参加することで親子でいろいろ感じることがあるはずです。
今までのピアノの楽しみ方でも書いて参りましたが、やはり、お母様ご自身が「ピアノって楽しいな」と前向きにピアノやピアノレッスンに対して考え、感じること、それが非常にお子さまの成長に影響力があるということを忘れないでほしいなと思います。
確かに、子どもというのは、「ピアノ嫌だ・楽しい・楽しくない・今日は、行かない・帰る・やっぱり辞めたくない」と日々いろいろ言うでしょう、でもそれに一喜一憂しては、続けていく力がお子さまにつきません。
ですから、「なんとか楽しくレッスンや練習できる方法を探す」 これは、お子さまのご成長に欠かせない、お母様ご自身のエネルギー次第なのです。
1年目、練習が大変で嫌々だった生徒、2年目で弾きたい曲に出会い、諦めず最後まで頑張ったおかげでかなり上達し、3年目「発表会はいつあるのか?」と聞いてくる。4年目、自ら作った曲で参加して作曲に目覚める。などこのようなケースもあります。
子どもの気持ちというのは、お天気ほど変わっていきますから、晴れたら思いきり遊ばせて、雨が降ったら傘になり、曇っていたら「大丈夫、お母さんが傘もってるから」と気持ちのお天気に付き合っていくとよいかと思います。
ピアノは、以前も書きましたが「気長に見守る!」が非常に重要です。
再度、書きますが、子どもの気持ちは年々、変わっていきます。
どうか、お子さまが自主的に発表会を楽しめるようになるまで、幼児期をあたたかく見守って長いピアノライフで考えていきましょう!
ピアノが一生の友になりますように!!
いつも、心にピアノ・音楽を♪♪
次回をお楽しみに♪♪いつも読んで頂きまして、ありがとうございます♪♪