子どもの想像力&創作意欲は見ていてとっても楽しいものですね♪
私の主宰します音楽教室では、ピアノを弾くだけではなく、イベントを時折、行います。
こないだは保護者の皆様にご協力頂きまして、沢山の豪華な持ちよりピアノ教室パーティーを開催いたしました。
お教室を北九州に構えて三年。最初は、習いに来てくださる方々がご近所さんで、私たち家族も引っ越ししてきたばかり、仲良く家族ぐるみでお付き合いできたら、レッスン以外でいろんなお話を楽しくゆっくりできたらと、持ちよりのピアノ教室パーティーを始めたのですが、今はご近所さんはもちろん、お車で来てくださいます生徒さんもいますが、レッスンだけではなくやっぱり、せっかく出会い共に学ぶ仲間がイベントを通してよりピアノを楽しく学び、そして気のあうお友だちができたらこれほど嬉しいことはありませんので、持ちよりで1年の子どもたちの頑張りを労いピアノ教室パーティーをさせて頂きました。保護者の皆様は本当に大変お忙しいなか、心のこもった大変素晴らしい持ちよりをご準備頂き、お子さまへの愛情はもとより音楽教室へのご理解や想いに心から感謝で大変恐縮する思いでいっぱいになりました。
子どもたちはもちろん、大喜びで沢山、食べて演奏し、スノードームに思い思いの中身を入れ、グリセリンと水を入れて作り、「かわいいのができた~みてみて」「きれいでしょ」とみんな自分が作った作品が一番!と言わんばかりに楽しんでいました。ある生徒さんは、洗濯のりをスーパーで探して、「お母さん、これ買って!!そしたらまた家でスノードーム作れるから」と、お母様が「先生、うちの子よほど楽しかったみたいで洗濯のり買おうとしてました」とお話ししてくださったり、やはり、制作意欲とピアノを深く弾くことは比例しているような感じがしていて、作り方をみていると、その子、その子の思考や性格、発想力がよく具体的に色や形、入れるときの量などでわかり、とっても面白い発見だなぁと感じました。
子どもの創造性をわかせるような制作活動は時折、ピアノを弾くこと以外からの新しい発見とアプローチとして私は取り入れ続けられる限りは行いたいなと考えています。
指導させて頂き18年が経ちましたが、まだまだ初心忘れるべからずで、ベースはありながらも、私の音楽教室は、私が常に良いと感じることを試して失敗や発見を繰り返しながら前進すると私は思っているので、子どもの脳の仕組みや特徴に関して様々な著書を読み深めながら、ピアノを通して考えていく力を養うお教室でありたいと常々思っています。
ピアノを弾くこと、音楽をすることは、「潤いの感情表現」ということが一つあるかと思っていますので、それをコンセプトに子どもたちに様々なイベントを行うと、レッスンや一人一人の演奏に良いのではと思っています。
ここでいう「潤いの感情」を継続して自然に持っている&感じられる方がどれだけいらっしゃるでしょうか。
「潤いの感情」というのはその方その方の生活そのものだと思います。私たちは日々目先のことに追い立てられるかのように日常を過ごし働き、生きています。
大人になり、家庭を持ち、「潤いの感情」を持ち続けるには、やはり、それなりに努力がいるなぁと私自身は感じています。
今や子どもたちも忙しい日常です。
ピアノを弾くときは潤いの感情でなければ、表現力は乏しくなります。
忙しすぎて、弾くことをまるで味を考えずにご飯を急いで食べるかのようにしてしまうと、きっとそれは潤いの感情よりちょっと離れた空間で生活してしまっているのかもしれません。
共稼ぎ世代の多い時代、日々の日常でいっぱいだと感じるご家庭も少なからずいらっしゃると思います。
私も日常、生徒さんのこと、家のこと、レッスンのこと、、、そして息子のことで頭がいっぱいで「潤いの感情」を持つことを自然にできない、そんな日も正直あります。あっという間に1日が終わってしまうからです。
しかしながら、音楽やピアノのような表現芸術の世界のもっとも大切なところは「潤いの感情」を持ちながら自ら考えて学び練習することにあると思います。
ピアノはピアノをずっと弾いておけば上手くなる!
そういうものではありません。
無論、技術は必要ですから、その為に時間を有するときはもちろんありますが。
人によっては、長い時間「1日7時間、8時間」のピアノの練習は無意味だとおっしゃる方もいます。
この場合の無意味というのは「潤いの感情なくして考えなくして、単なる練習をすること」だからではないかと思います。
「潤いの感情」があり、曲のアナリーゼ(分析)や時代背景、作曲者のこと、基礎練習などをしていたらあっという間に時間は過ぎていきます。
理解はできても実際にできるようになるにはそれなりに時間が必要な方がほとんどだと思います。
私自身も日常において、「潤いの感情」また、それに伴う「言葉やお話」がもっとできるように自分なりに努めたいなと新たな年を迎えて感じた思いです。
具体的にはピアノの練習はもちろんですが、いろいろな方の本を読み、感想を書き留めたり、絵画をみたり、時間をかけてお料理を頑張ってみたり、出かけたところをスケッチしてみたり、とにかく「潤いの感情」につながるものを、忙しい日々の中での貴重な僅かな時間が持てるときは、沢山したいなぁと思っています。
しかしながら、「潤いの感情」に定義はありませんので、そういうことをすれば「潤いの感情」を持てるかというと人それぞれです。例えば、お子さまが沢山いて、みんなが寝たあと、好きなフレーバーのお茶をゆっくり飲む、一人になる時間をわずかでも作る、携帯電話を電話以外で頻繁に使用しないなど、人によっては、それも「潤いの感情」を自分の中で意識的に持つことに繋がると思います。
ただ、この場合は、「潤いの感情」には繋がりますがそれをピアノに直接的に繋がるものではないかもしれません。
例えば、好きなフレーバーのお茶の入れ方をいろいろ研究してみたり、BGMに好きな音楽を聞いたりするとそれは「潤いの感情」からピアノに繋がるかもしれません。
私は全ては音楽に、ピアノに歌にそして何よりレッスンに繋がっていくと信じて出来る限り「潤いの感情」意識をすることを生活で持つようにしたいと思います。
振り返ってみれば、学生の間はこのようなことは考えなくとも沢山自然に行っていました。
いつの間にかそんな時間が削られて、少なくなりましたが、見直したいと強い気持ちが生まれています。
私のいう「潤いの感情」は感覚的なもので皆様に伝わることはもしかしたら難しいかもしれませんが、ピアノを弾く場合は、単調に練習しても効果的ではないということをご理解頂ければと思います。
「潤いの感情」ってこんなことかな?と感じる日常が皆様に沢山増えますことを祈っています。
その感情に気づいたらあとは自分なりに自分にスパイスを与えていけば良い方向にピアノへの意識も向かうと思います。
全ては、音楽やピアノを愛する気持ちゆえに。
私も今年は心豊かに潤いの感情を日々持ち続けられるように頑張りたいと思います!
皆様~いつも心にピアノ&音楽を♪♪