三年目のコラムからは、音楽のいろいろな楽しみ方などを書いて参りたいと思いますが、第1回は引き続き、ピアノの楽しみ方を書いて参りたいと思います。
実は、希望して頂けましたら、私の音楽教室ではお腹に赤ちゃんがいるときからのレッスンをしています。
胎教に良い生の音楽を聞きにきて頂いたり、一緒に歌ったり、生まれてから寝かしつけで歌う歌を一緒に覚えたり、生まれてくる我が子に子守唄を作ったり。
これは、私が実際にやってきたことでやってきて良かったなぁと感じることをプラスアルファして行っています。
重度悪阻と診断されたときにはなかなかこのような余裕はなかったものの、それでも一日中、N響コンサートマスターの篠崎史紀様のソロCDを聞いていたら、お腹の中の息子が喜んだのか僅かに体調が良かったような気がしていました。
妊婦のお母様には、様々な良い音楽をご紹介させて頂き一緒に聞いたり感じたりしていきます。
赤ちゃんが誕生してしばらくは、赤ちゃんのお世話であっという間なのですが、外に出られるようになりお母様の体調などのゆとりが出てきたら、またレッスンを再開し、今度はお腹の中にいた時に聞いていた音楽を一緒に聞いたり感じたりします。
途中泣いたら、授乳したり、おむつを変えたりしながら、時にマッサージをいれたりしながら。
それから、寝かしつけで歌うことを一緒にしたり、作った曲を聞かせたり、優しい笛の音を聞かせたりと赤ちゃんに優しいお耳の刺激を与えてあげます。
それを1年過ぎた頃には赤ちゃんは立ち上がり歩き出しますから、そしたら少しずつリトミックに触れていきます。
カスタネットやたいこを使ったり音楽に合わせて、動いたり、1本指で弾くことなど。
赤ちゃんのその時の気分にこちらが合わせます。
少しずつという言葉が本当にぴったりな時期!
それから、魔の2歳!3歳!
イヤイヤ期、しかし、早い段階で音楽に触れていたらこの辺りでは音楽にいきなり触れた子に比べて歴然の差がうまれてくることも多いです。
さて、2歳を過ぎいよいよ3歳!
リトミックからピアノへ。
リトミックも取り入れながらピアノのレッスンをしていきます。
自我はしっかりもう出来上がっていますから、自分のしたいことがはっきりしています。したい・したくない!は一目瞭然!!
レッスンもピアノが大好きなら大丈夫ですが、この時期は興味もいろいろです。
レッスンもあの手この手、引き出しがいくつもいります。
それから、この時期は少しの進歩と後退を繰り返します。吸収力は大変早いですが、忘れるのも早いのです。だから、大切な反復とちょっとの発展と継続。
「先生またこれやるんですか?」
なんてことがあってもまたやるんです。意味があることなのですよ!
それから、12歳までのゴールデンエイジと言われる年齢までに脳の大きさや運動神経などの神経系の働きは成長がもっとも著しいので、リトミックやピアノでも反射神経系を鍛えることができますのでいろいろなツールでレッスンします。
私も様々な本やセミナーに出掛けて教育関連のお話を聞きますが、運動神経は、本当は3歳までと良く言われていますが、5歳から8歳までに成長するという専門家もいたりします。
早いに越したことはないんだろうなと思います。
お母様の意識だとは思いますが、神経系を育てるには早い段階で取り組むことをおすすめ致します。
よく聞きますが、ある大手のグループレッスンを1歳から入ってもあんまり意味がなく半年で辞めました!なんていうお話!!
私の息子もあるところでもお世話になりましたが、通わせて大変良かったですし、意味がないことなどないと思います。
たいこでリズムを刻んだり、親子で音楽に触れることは子どもにとっても親にとってもとっても良い刺激やコミュニケーションになります。
3歳くらいまでは新しい脳に特に沢山の良い刺激を与えなければいけません。
インプットを沢山する時期をまずは大切に考えてみてくださいね。
特に、お母様の言葉づかいなど、赤ちゃんは応えられなくてもわかっていますし聞いていますから、なるだけ良い刺激をいつもお子さまには考えてあげてください。
かくいう私も、息子に叱ることも多々あり、自分の言葉が悪かったなぁと思うことも度々あります。
脳には良い刺激を、心には沢山の良い栄養を♪
我が子が素敵になるように、頑張っていきましょうね!!
そこに音楽があると良いと思います。
いつも心に音楽&ピアノを♪♪
まずはお母様が音楽をピアノを好きになること!
これも大切なことです!