大人にとって「睡眠」をとることで疲労回復や翌日の活動に備えるという意味合いが大きいですが、子どもにとってはそれだけではありません。ぐっすり眠っている間に成長ホルモンが分泌され体の成長を促します。また、睡眠のリズムを整えることで、頭の働きをよくしたり、集中力・やる気・学習力を高めたりします。子どもは睡眠をとることで、心も体も成長させているのです。
私の子どもは保育園に通園しています。普段、家で過ごしているときはお昼寝をしないのに、保育園では2~3時間ゆっくりお昼寝をしているのに驚きます。それは、保育園でお昼寝のリズムをしっかり作っているからなんです。
子どものうちは大人がそのリズムを調整してあげられるといいですね。
◆決まった生活リズム
体には睡眠・覚醒、ホルモンの分泌、体温などなど体調を整えるためのリズムが備わっています。そのタイミングを調整する体内時計のリズムを整えてあげましょう。寝る時間、起きる時間を決めてあげることは大事になってきます。
◆お部屋は暗く
明かりを暗くすることで睡眠を誘発するホルモンの分泌を高めましょう。睡眠のサイクルを作るのに明かりは重要な役割をします。寝るときは暗く、起きるときはカーテンを開けて日の光を浴びさせましょう。
◆リラックス
寝る前は興奮する遊びやTV・ゲームは避け、副交感神経を優位にするような落ち着いたリラックスする時間をすごすようにしましょう。
リズムを作り、寝るきっかけになる決まった行動を作ると、寝る環境・時間も合わさり脳へ「寝る時間ですよ~」とサインを伝えられます。
よく、眠りにつくときの授乳・ミルクを辞めたいと思われるママも多いです。実際に私も子どもたちに、ねんねの儀式を取り入れることでクリアしました。
そのねんねの儀式は子どもそれぞれの方法を見つけてあげられるといいかもしれません。
オルゴールをかける、ママの子守唄、絵本を読む、ベビーマッサージをする…などなど子どもが安心感を持ち眠りにつける方法。
寝かせる義務ではなく、親子のコミュニケーションとして、ねんねの儀式を作れるといいですね。
青木 美和子 【保育園看護師・ベビーマッサージ講師】
記事テーマ
子育てって楽しいことだけではなく大変なことも多いですよね…大変なことを少しでも楽しく取り組めたらいいですよね!ベビーマッサージ・ファーストサイン・ベビースキンケア・ふれあい遊び・手作りおもちゃなど、色んなコミュニケーションスキルをきっかけに、パパもママもみんなで子育てを楽しめる方法をご紹介させていただきます。