自分たちが子どもの頃、ちょっとしたお手伝いをよくした覚えがあります。皆さんは自分の子育ての中で、子どもにお手伝いをしてもらったりしていますか?
「時間がないから自分でやった方が早い」「子どもが小さいからあぶない」「子どもが習い事でお手伝いしてほしいときに家にいない」など、私も自分が子どものときにしていたより自分の子どもにはお手伝いの機会が少なかったです。
しかし! お手伝いは今では大事なコミュニケーションのひとつです!!
小さい子ほど、喜んでお手伝いしてくれるかもしれません。ママのそばにいたい、ママにかまって欲しい年頃なので、ママと一緒にやる作業はなんでも楽しかったりします。
小さな子どもでもできるお手伝い、できる方法にしてあげてお手伝いをしてもらうといいでしょう。例えば、手でちぎる・皮をむく・こねる、運んでもらうなど…にんじんやだいこんの型抜きは道具も使うので楽しい作業でもあり、仕上がりもかわいくなるので喜んでくれました。
食事の支度のお手伝いなどは、食材に興味を持つきっかけにもなるので、苦手な食材ほど触らせることで克服するきっかけになることもあります。
食事のお手伝い以外でも拭き掃除、お風呂掃除など一緒にできるお手伝いは意外とたくさんあるんですよ。
小学生以上になると、親の目から離れてすごす時間がぐっと増えます。
身の回りのことも自分でできるようになるので、構ってあげられる時間はぐっと減ります。
何気ない会話は日常生活でありますが、意識して関わってあげることが大事になってくる時期なのかもしれません。
お手伝いは子どもと1対1で話す機会にもなるんです。学校の話やお友だちの話など、自然におしゃべりがはずみます。
話を聞きたいときなどは、ごはんの支度や洗濯物をたたむなどお手伝いの時間が少しかかるものをお願いするといいかもしれませんね。
お手伝いをしてもらうことで、親の家での役割を理解するだけでなく、子ども自身も家族の一員としての自覚や社会性・協調性がうまれます。
そのことは、子どもが団体生活の中や社会に出た時に大切な感覚を育んでいることになると思います。
お手伝いは家事を楽にするということよりも、子どもとのコミュニケーションであり、子育てに大事なことのひとつなのかもしれません。
そして、お手伝いを通してのコミュニケーションの中で、たくさんの発見を楽しんでみてください。
青木 美和子 【保育園看護師・ベビーマッサージ講師】
記事テーマ
子育てって楽しいことだけではなく大変なことも多いですよね…大変なことを少しでも楽しく取り組めたらいいですよね!ベビーマッサージ・ファーストサイン・ベビースキンケア・ふれあい遊び・手作りおもちゃなど、色んなコミュニケーションスキルをきっかけに、パパもママもみんなで子育てを楽しめる方法をご紹介させていただきます。