こどもは不安を感じたりすると、何らかの方法でSOSのサインを出してきます。ダイレクトに不安を言葉で訴えられる場合はキャッチしやすいですが、上手く表現できない場合違った形であらわれてきます。多いのが「痛み」。訴えてきた「痛み」が病院へ行った方がいいものではなさそうだったとき、ママの魔法の手の出番かもしれません!
ママの手でそっとなでてあげるだけで、ママの手のあたたかさやぬくもりから安心感と愛情を感じることができます。
情緒が安定し、感じていた「痛み」も和らいできます。
そうやって、こどもの不安を受け止めてあげることで、甘えたいときに甘える方法として、不安を表現する方法として覚えていきます。
震災のあと、テレビでは大人でも目をそむけたくなる映像が多かったです。大人たちのただならぬ不安な様子がその時2歳だった息子にも伝わっていました。
「ママ、(ベビーマッサージ)やって。」
と、オイルを持ってきたんです。今まで私から声かけていて、自分からそう言ってきたことはなかったのでビックリしたのを覚えています。以降、ちょっと何かあったり、甘えたいときは「足が痛いの。」とオイルを持ってきたりするようになりました。
ママがこどものことを受け止めているよ…という気持ちを肌で伝えることもできるタッチング。「そっか~痛いんだね。」と優しくママの手でなでてあげてくださいね。
ママの手は魔法の手♪タッチングは魔法のコミュニケーションです。
青木 美和子 【保育園看護師・ベビーマッサージ講師】
記事テーマ
子育てって楽しいことだけではなく大変なことも多いですよね…大変なことを少しでも楽しく取り組めたらいいですよね!ベビーマッサージ・ファーストサイン・ベビースキンケア・ふれあい遊び・手作りおもちゃなど、色んなコミュニケーションスキルをきっかけに、パパもママもみんなで子育てを楽しめる方法をご紹介させていただきます。