どんな靴でもそうですが、ハイヒールは特に「足にしっかりフィットする」ことが大切です。
靴屋さんに行って、「○○センチ」だけで決めてしまっていませんか?
センチのほかに「幅」や「足囲」も人によっていろいろです。
木型もいろいろなので同じ23センチでも合う場合、合わない場合が出てきます。
合わない靴、しかもヒールで合わないものを長時間履くと足自体はもちろんのこと、ひざや腰が痛くなったり、ひどくなると頭痛や肩こりといった靴とは離れた場所にも悪影響が出てきます。
まずは自分の足に合うものを、ただし、残念ながら完全にぴったり!というものにはほとんど出会えませんので、できる限り「近いもの」を探すつもりで選んでみるといいと思います。
まずはとにかく履いてみることです。
そして、必ずやってほしいことは『つま先立ち』をしてください。
その時にかかと部分が自分のかかとについてこない、ぱかっと脱げてしまう、と合っていないことになります。
ただでさえつま先に重心がかかりやすいハイヒールが、さらにつま先だけで歩く形になり、変な力が足やふくらはぎなどにかかります。
そして、前かがみになったり、ひざが曲がったり、腰が痛くなったりとなり、ヒールは歩きにくい、となってしまうのです。
ヒールが歩きにくいというよりは、足に合っていない靴は歩きにくいのです。
つま先立ちがOKだったら2,3歩歩いてみてください。
試し履きして「立った状態」だけでOKを出してしまっていませんか?
歩いた時の足は全体重を支えて運んでくれているので、立っているときの足の形とは全然違います。
歩く状態の足にフィットさせてください。
入園式や入学式、お友達の結婚式など、装いも気持ちも晴れやかな日。
デザインも色も華やかなもの、素材や装飾も自由に選んで楽しめるのがお祝いの装いです。
ヒールの高さは、歩きやすさで選ぶと「3~5センチ」になりますが、これだと華やかさに欠けます。
せっかくおしゃれをした日、お子さんを抱っこしたりしなくてもいい状況を作れるなら「6センチくらい」のものを選ぶことをおすすめします。
8センチ、9センチ以上になってくると、きれいに歩くにはかなり練習が必要になってきます。
6センチくらいが見た目にも美しく、歩き方もそれほど難しくない高さだと思います。
春はもうすぐ。お祝いがなくてもほんの少しの時間、ちょっとおしゃれをして、眠っているハイヒール筋を目覚めさせましょう♪
山田 十望子 【歩き方インストラクター】
記事テーマ
ママの日常生活は前かがみになってしまう動きが多くなります。料理に掃除、パソコン、お子さんのお世話、ベビーカーなど。悪い姿勢や歩き方は、猫背、肩こり、腰痛、頭痛、代謝が悪く太りやすい、筋肉つき方がアンバランスになる、など健康にも見た目にも様々な影響が出てきます。姿勢と歩き方を変えて心も体もHAPPYに変えていくコツをお伝えしていきます。