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雪も降る２月ですが、春もあと少しで訪れます。温かくなったら自転車の練習を是非してみてください。１歳のお子様のお誕生日やクリスマスプレゼントに「三輪車」をプレゼントするご家庭をよく聞きますね。

我が家も右に倣えで「三輪車」をプレゼントしましたが、三輪車の種類をいま流行りのものは選びませんでした。いまどきの三輪車は本当に子どもにも親にも快適なものばかりです。そういう三輪車はもちろん、子どもにはうけるし、親御さんにもありがたいしで一石二鳥ではあるのですが、スポーツインストラクターとしてはあくまでも「自転車に乗る」ための通過点ということで以下のポイントで三輪車を選びました。

①ペダルのこぎ方がしっかり自分の力でできるようになるもの

最初は多少固くてもこれをクリアしておくと後の自転車の漕ぎだしがスムーズになります。

②ハンドルさばきを覚えられるもの

右や左へ自分の行きたい方向へハンドルを操作できるのは次のステップへの大きな１歩になります。

この２点で選ぶと・・・。
昔ながらの三輪車にいきついてしまうのですが、現在ではなかなか見当たらなかったりするのです。
＆少しだけデザインにはこだわりを持って選んだものだから(-_-;)

 

※あくまでも参考までに・・・。他にも種類は探せばあります。こちらは「Kids trike クラシック  」になります。

最近は、三輪車は購入しないで「ストライダー」に・・・というご家庭も多いですね。さて、ストライダーを御存知ない方にストライダーの説明です。

STRIDERにはペダルもブレーキもありません。アメリカ生まれの、「足で地面を蹴って進む、全く新しいバイク」。赤ちゃんが歩けるようになるのと同じで誰でも直感的に操作でき、自然とバランス感覚を向上する乗物として支持を得ています。

【参考：ストライダージャパン　http://www.strider.jp/index.html】 

私のお教室でも2歳のお誕生日に何が良いですか？なんてよく質問を受けます！そこでお答えするのが「ストライダー」と答えることが多いです。2歳に近いクリスマスプレゼントでも良いですね。
 

何が良いかというと、自転車に乗る前にバランス感覚が自然に養われるので「ストライダー」経験のあるお子様とそうでないお子様とでは自転車補助輪無しの乗れる時間の短さがまるで違うということです。

実際、私の娘は1歳半からストライダーを乗りこなしていたせいか４歳の誕生日前に自転車の補助輪無しにたった10分で乗れるようになりました。勿論、それには三輪車で漕ぎ方をある程度習得していた、自転車補助輪無の指導をインストラクターである私がスムーズに教えたという環境もあったかもしれませんが、「ストライダー」は是非、自転車に乗る前に体験してほしいです。

但し、お子様の身長に合わせてストライダーの一番低いサドルに合わせても足が届かない場合はもう少し時期を遅めても良いと思います。

※ストライダーは公道での走行はできません。

ストライダーで足を少し宙に浮かせて坂道を下ったり、ハンドル操作にも問題ないようであれば、次は補助輪付自転車で自転車に乗る練習をしてみましょう。だいたい、3歳・4歳くらいが適齢期ですが、先ほどもお伝えし通り、それまでの三輪車・ストライダー経験で少し差は出てくるかと思います。

自転車はまずは購入しないで、「自転車公園」などでお子様が自転車に慣れてから、「自転車」に慣れ、補助輪無しに挑戦・乗れてからでも問題ありません。最初はなるべく、お子様には少し小さいかな？と思われるようなサイズの自転車から乗り始めるとすべての操作がスムーズになります。

いよいよ自転車補助輪無しに挑戦となれば、次のステップを踏んでいきましょう。

①自転車を押して歩きます。

カーブの曲がり方、転んだ時の自転車の支え方、おこしかたなどをグランド１周程度行います。

②自転車に跨って自転車を操作してみます。

ストライダーを経験している子は、簡単なことですが、ここではブレーキの感覚や自転車の重さなどを体感しながらバランスよく自転車に跨って地面を蹴ることを意識します。

③ここからはパパ・ママの協力要請！

ペダルを漕ぐ練習をする

子どもはペダルを漕ぐということに集中させます。お子様が持っているハンドルをお子様の手の上から一緒に握ります。パパ・ママは自転車に跨りながらお子様を二人婆折の要領でお子様の漕ぐスピードに合わせてハンドル操作をしながら一緒に走ります。（これがかなり腰にきます）

だんだんにお子様の手から腕・肩へサポートする位置を変えながら自然にハンドル操作ができるように導きます。この繰り返しをしているうちに簡単に漕いで、ハンドル操作もできるようになります。

④肩をサポートする程度でバランスを崩さなくなったら、自転車の後ろを軽くもちましょう。

自分で漕ぎだしも練習しながら、少しずつパパ・ママのサポート手を緩めていきます。

⑤　③④を繰り替えしているうちにあっという間に乗れるようになります。

乗れるようになったら、スタンドの立て方、ブレーキの掛け方、公共でのルールなどを教えていきましょう。

もうすぐ、春です。気持ちの良い風をお子様にも体験させてあげましょう！！