運動においての親の声掛けについて｜輝くママ

運動においての親の声掛けについて/2015年1月

子どもを動かす魔法の言葉

子どもが言うことを聞かない、ぐずぐずして動かない・・・親の時間や心に余裕のないとき、つい厳しい言葉をかけてしまうことはありませんか？

でも必要以上に厳しい言葉や強い発言はお子様が反発したり、よけいに動かなくなることも多いですよね。ありのままでいられるにはどうすればよいのでしょうか？　　　　　

私はレッスン中のお子様に対して、常に「前向き」で、「楽しく」なるような言葉がけを意識しています。疲れたり、泣いたりしても、ユーモアを交えて雰囲気を変えるようにすると、気分も前向きになり、何かモノなどで気を引くよりもずっと効果があります！　育児の上でも、言葉を「前向き」に変えてあげるとよいです。

たとえば、

○「早くしなさい！」　→　「どんどんやってみよう！」　　　　　

○「靴、反対だよ！」　→　「上手にはけたね、でも反対だよ。」　　　　　　　　

○（公園から）「もう帰るよ！」　→　「あと１回かっこよくすべり台して帰ろうね、

　　　　　　　　　　　　　　　あと３分思い切りあそんでね。」　など・・・。　　　　　

焦ってやらせようとせず、いったんお子様に余裕を与えてみます。すると、お子様は安心感とともにヤル気が湧いてきますよ。

運動の中での言葉かけ

特に小さい時期は、ママやパパの言葉かけ一つでその後の取り組み方が変わるくらい重要です。
我が家の長女は小さいうちから、とてもタフに育てました。
長女ですし、新しいことにはとても弱いタイプでした。そのために、私がまずしていることは自信をもてるように周りより早めに色々なことにチャレンジすることにしています（現在進行形）

勿論、その子のブームに重なるようにその取組課題もしっかり見ています。

特にその中でとても効果的だった言葉かけは

★転んでしまったとき⇒「ビックリしたね～」

※痛かったね～とは一切言いませんでした。少しびっくりしちゃった！くらいの感覚でいるとすぐに涙もおさまります。また、大した転倒でなければ、笑いながら「ビックリしちゃった～？」くらいの感じで言うと本人も笑っていたりします。

また、「ビックリしたね～」と言いながら立たせると、すぐに気分が治ることが多い気がします。

★何か練習を頑張っているとき、諦めそうになってしまったとき⇒「(成功体験を話して）あの時もすごく頑張ったからできるようになったよね。ママもいっぱい練習したから上手になったよ」

実際のママの体験談は、特に現在の状況と絡めて話すと子どもには伝わりやすいように思います。

これらは運動の中だけでなく生活全般に使用できる言葉かけであったり、ママ・パパが気を付ける態度なのではないでしょうか？

私は根っからの体育会系なので、このような考え方は自然発想的なものですが、この世の中を生きていく強い精神力と体力をつけるためにも、ママ・パパの言葉かけが重要だということを知っていただきたいです。