じめじめとする梅雨時、暑い夏を前に雨は必要ですが、じめじめとしたこの時期の気候は気分もすっきりしませんね。外出や活動も制限されてイライラしたり、やる気も低下したり。私たちの心身は想像以上に気候に影響されているのです。
とは言っても、いつもと同じ生活を送らなくてはいけないのでストレスがたまってしまいます。アロマでこの時期を乗り越える工夫を考えてみます。
行動を制限されたり、雨に濡れるストレスは、かなりイライラしますね。私は、子どもの送り迎えを自転車でしていた頃はかなり神経も遣いました。出勤もオフィスへ着いたらびしょびしょーなんてことになると、仕事を始める前にすでに疲労モード。こんな風にイライラする時は、自律神経のうち、交感神経がぴりぴりしているのですが、交感神経が優位になると、血圧があがったり、消化機能が低下したり、という症状を引き起こします。
また、イライラするとそれを紛らせる行動を誘発するので、買い物や食べ物、アルコールなどの量が増えてしまったりもします。そうなるとさらにイライラが増えて、イライラの悪循環が生まれてコントロールが難しくなりますね。
ところで、雨が増えると太陽が恋しくなります。自然の中で深呼吸したり、緑に癒されたりする欲求が高まります。
森に入るとリラックスするのには意味があって、木や植物から出されるαピネンという成分が私たちの神経を鎮めてくれるのです。
実はアロマにも森林浴効果が期待できるオイルがあります。
サイプレス
ジュニパー
ブラックペッパー
フランキンセンス
ミルラ
ユーカリ
などです。
これらの精油には、αピネンが含まれていて、森の中で体験できるようなリラックス作用があります。
αピネンは、また免疫賦活作用があるので、心身の抵抗力をつけることに一役買います。気持ちが沈んでしまうと、身体の調子も堕ちるので、これらのオイルで好きな香りをお風呂に入れてゆっくり浸かってみませんか。
暑い時期でもバスタブにお湯を張って入るのがおすすめです。それだけでも、ストレスを癒す副交感神経を優位にしてくれますし、眠りにつきやすくなります。この時期は寝苦しくもなるのでおすすめです。ぜひ、アロマを使って梅雨時をうまく乗り切ってくださいね!
小池 明子 【アロマ心理カウンセラー】
記事テーマ
アロマテラピーのジャンルのひとつにアロマ心理学を使ったメンタルケアがあります。 このコラムでは、ママがイキイキとした生活を送るための心理学的なアドバイスと心理効果の高いアロマを取り入れる方法をご紹介します!疲れた時、元気を出したい時、癒されたい時など、自分の気持ちや心にぴったりのアロマを見つけて楽しい毎日を送ってください。