ここ数年でアロマテラピーは市民権を得て、誰もが知る存在となりましたが、一口にアロマテラピーと言ってもさまざまなジャンルがあります。私が提唱するアロマ心理学もそのひとつの分野になりますが、その他のアロマについても解説してみたいと思います。
この立場は、英国から始まったアロマテラピーの方法論です。ホリスティックとは、人間を「心・体・魂」と言う三位一体の存在で、その人を総合的に見ていき、アロマテラピーを作用させていこうというやり方です。英国から始まり、日本へ導入されました。今も日本でのアロマというと、英国スタイルが主流になります。
そして、英国式の方法から少し遅れて広がったのが医療現場でのアロマの実践です。その方法論がメディカルアロマテラピーです。主にエッセンシャルオイルに含まれる薬効成分を利用して、心身の健康に役立てていこうとする方向です。もともとはフランスで医師の処方により使われていたアロマテラピーの流れを汲んだ方法で、医療従事者が主に利用しています。
アロマと言うとエステだよね、と言われていた時代がありました。日本でのアロマブームのきっかけは、やはりエステをはじめとする美容分野で応用されたことから始まりました。女性の永遠のテーマである「美」、それを内と外両面からサポートしてくれるアロマは、日本女性の心をわしづかみにしました。しかも、手作りで化粧品を作れることから、自分だけのコスメを作ろう!という講座なども大人気となりました。
アロマの原料である植物はすべて自然素材ですので、人にも優しいというのもとてもいいイメージになったのではと思います。
さて、アロマのジャンルの中で一番新しいのはスピリチュアルアロマでしょう。アロマが嗅覚という直感力と直結した感覚器を使うということで、その香りで目に見えない世界をつなぎ、香りからメッセージを読み取ったり、香りをスピリチュアル的に使用していこうというのがスピリチュアルアロマです。
そして、私が提唱するアロマ心理学の実践方法がメンタルアロマの分野です。アロマの使い方はさまざまですが、メンタルアロマは嗅覚を駆使して、人の本能力を刺激し生きる力を伸ばすための使い方や悩みやストレスを減らすための方法を提案しています。
このようにアロマにもいろいろな種類があります。どれがいいというのではなく、どれも素晴らしいものなので、ひとつひとつ実践していってくださいね。心にアロマ、がピンときた方はアロマ心理学を深めてもらえたら嬉しいです!
小池 明子 【アロマ心理カウンセラー】
記事テーマ
アロマテラピーのジャンルのひとつにアロマ心理学を使ったメンタルケアがあります。 このコラムでは、ママがイキイキとした生活を送るための心理学的なアドバイスと心理効果の高いアロマを取り入れる方法をご紹介します!疲れた時、元気を出したい時、癒されたい時など、自分の気持ちや心にぴったりのアロマを見つけて楽しい毎日を送ってください。