前回は、イライラについて書いたので、今回はさらにイライラを少し掘り下げてみます。
イライラは、一般的に怒りの感情と思われてますが、感情論ではイライラ=怒りの感情とせず、イライラする状況を分析します。
具体的には、
「どういう時にイライラしますか? イライラしないためにはどうなったらいいですか?」などの問いかけによって、イライラの元を探ります。
そうすると、イライラが実は怒り以外の感情から生まれることもあることが分かります。
例えば、不安。
不安とは、見通しが立たない状況の時の感情で、ピンとこない方もいると思いますが、
心配とか気がかりといった感情なら思い当たる人も多いはずです。
心配してイライラすることってありますよね。この心配という感情は、不安の仲間の感情なんです。
ここまで話すと、たいていの方は、なるほど、イライラ=怒りとは限らないと納得してくれます。
つまり、イライラは怒りから来るとは限らないのです。不安でもイライラするということです 。
イライラしやすい人が必ずしも怒りっぽい人とは限らないことがこれでわかりますね。
さて、
今回は、怒りから来るイライラについて書いていますが、じゃ怒りの感情ってどんなものでしょう?
怒りとは、思い通りにならない時の感情で、支配、嫉妬、不満、軽蔑、敵意、恨みなども同じく怒りの感情です。
また、自分に対して怒りが向くと、自己嫌悪や罪悪感、情けない気持ちなどが生じます。
どれも、コントロールに関係する感情であり、支配願望が強い人が怒りを感じやすいといえます。
また、怒りを感じやすい人は、どちらかというと感情を溜め込みやすい人が多いようです。
ところで、コントロール欲求の強い時期というと、子どもの頃がまさにそうです。
幼い子の特徴として、思い通りにならないと、泣き叫び、思い通りになるまで止めない姿。
これこそが怒りの原点です。
なので、大人になっても思い通りにしたいという気持ちが強い人は、幼い時に思い通りにしたり、
思い通りにしたい気持ちをあまりまわりに受け容れてもらってなかったかもしれません。
大人になると怒りのコントロールがうまくできるようになるのですが、幼少期に思い通りに出来なかった人は、
大人になってもコントロールが苦手になるのです。
ところで、怒りは、爆発すると自他共に傷つけてしまう感情ですので、取り扱い注意です。
爆発させないうちに怒りを鎮めたいですね。
怒りをコントロールする方法のひとつに
例えばこういう方法があります。
怒りを感じたときに以下の内容を少し整理してみましょう。
①思い通りにしたいものは何か。
②なぜ思い通りにしたいのか。
③思い通りにならなかったらどうなるのか。
こういう事柄を怒りが爆発する前にノートに書いてみましょう。
怒りを感じる都度、書いてみるといいでしょう。
怒りを感じるシチュエーションを特定できるようになります。
そうすると、自分の怒りを客観的に見られるようになり、それを
繰り返していくと怒りをコントロールできるようになります。
効果が一番あがるのはこの整理を誰かに聴いてもらうことですね。
そして、その怒りを感じる時におすすめのアロマは前回にご紹介したものです。
これを利用してみるとさらに落ち着きを得られると思います。
前回の記事
このように、
心理学的アプローチとアロマをうまく利用して
怒りとうまく付き合っていきましょう!
[ご注意]
怒りのイラストは、アロマップ®所有のもので、アロマップ®は(有)アール・アイの登録商標ですので、無断使用転載は厳禁です。
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小池 明子 【アロマ心理カウンセラー】
記事テーマ
アロマテラピーのジャンルのひとつにアロマ心理学を使ったメンタルケアがあります。 このコラムでは、ママがイキイキとした生活を送るための心理学的なアドバイスと心理効果の高いアロマを取り入れる方法をご紹介します!疲れた時、元気を出したい時、癒されたい時など、自分の気持ちや心にぴったりのアロマを見つけて楽しい毎日を送ってください。