新年度や新学期が始まって1か月ほど経った頃に見られる心身の不調を、俗に5月病と言います。春先は、環境ががらりと変わることが多く、新入学、転勤、異動などの時期でもありますね。最初は、心機一転と神経も張り切っていますが、ひと月ほど経つと少し余裕が出てきて、疲れが出始めます。それがだるさや眠気、無気力、抑うつ状態を引き起こします。
また、春は、冬に対応していた体が暖かさと共に緩み始め、自律神経の調子も狂いがちになります。自律神経が乱れると睡眠の状態が悪くなったり、消化機能も低下してすっきりしない日々が続きます。こうなると仕事の集中力も低下し、無気力状態を引き起こします。
また、五月病を引き起こす要因として、その人の性格があります。完璧主義で物事にこだわりがちな人や、内向的で孤立しやすい人、頑固な気質の人がなりやすいようです。要するに、環境や変化への適応力が大きく関係しているということです。
そして、もし五月病になったら休養したり気分転換するようにしましょう。一番よくないのは自分を責めることです。うまく切り替えるためにも、まずは自分を受け入れることから始めてください。
五月病といっても様々な症状がありますが、代表的なものに効果があるアロマオイルを紹介します。
*やる気がおきない、落ち込む
レモン、グレープフルーツ、ローズマリー、ベルガモット
*眠れない、目覚めが悪い
ラベンダー、カモミールローマン
*消化器の不調
ペパーミント、マージョラム、レモングラス
これらのアロマオイルをお風呂に入れたり、芳香浴で利用してみましょう。その時に必ず深呼吸して香りを取り入れてみてくださいね。体の力が抜け、気力が充電できますよ。
ただし、あまり好きでない香りを用いるのはアロマ心理学的に効果がありませんので、あくまでも心地良いものを選んでくださいね。
小池 明子 【アロマ心理カウンセラー】
記事テーマ
アロマテラピーのジャンルのひとつにアロマ心理学を使ったメンタルケアがあります。 このコラムでは、ママがイキイキとした生活を送るための心理学的なアドバイスと心理効果の高いアロマを取り入れる方法をご紹介します!疲れた時、元気を出したい時、癒されたい時など、自分の気持ちや心にぴったりのアロマを見つけて楽しい毎日を送ってください。