わらべうたを知るようになると、知れば知るほど、わらべうたの種類がとても多いことと、わらべうたが日常生活に自然に溶け込んでいることと、わらべうたが季節と常に一緒に存在していることに気付きます。日本の春夏秋冬の美しい四季とわらべうたを毎日の生活に取り入れることができたら、ママと子どもにとって、とっても楽しい遊びのじかんになるのではないでしょうか。
それ以外にも、季節のわらべうたで遊ぶことで、「そうそう、昨日のお散歩のときに、たんぽぽがあったよね、いつ咲くかな」とか。
「夏になったら、おしりがぴかぴか光って飛んでいるのはなんだったかな」とか。
子どもたちは、一度見た風景を思い起こしたり、イメージや想像力が自然とあそびのなかで膨らんでいきます。
それでは、季節のわらべうたにどのようなものがあるのでしょうか。
気づけばもう9月、季節を少しだけ先取りして、「秋」のわらべうたをご紹介します。
♪どんぐりどっちかな♪
10月くらいになると、山や森や大きな公園にミズナラの木があると、ドングリが落ちています。その年によってドングリも豊作と不作がありますが、ドングリを見つけると嬉しくなります。見つけてきたドングリをつかって、帽子のかぶっているあたまの方とおしりの方を指さしながら
♪どんぐり どっちかな とんがり あたまかな
♪ぼうしをかぶった あたまかな どんぐり どっちかな
と歌います。
さいごの「どんぐりどっちかな」で両手のどちらかの手にどんぐりを入れて隠してギュッとにぎります。
「どーっちだ?どっちに入ってるかな?」
子どもたちは嬉しそうに「こっちー!」と当ててくれます。
当てることができてもできなくても、嬉しそうにキラキラしながら、「もういっかい!」と言ってくれます。そして、今度は子どもみずから歌って「どーっちだ?」と、やってくれるのです。
季節のわらべうたを通して、ぜひ親子のじかんを楽しんでくださいね。
井上 希世奈 【自然な親子フォト撮影人・絵本とわらべうた案内人】
記事テーマ
自然な風景を撮影する親子フォト撮影人として、そして絵本とわらべうたの案内人として、お子さんのキラキラした好奇心やママのリフレッシュを応援!子育てに役立ち、ママもワクワクする情報を発信します。エネママ大使として北海道の自然と再生可能エネルギーについてママができることや、アルバム大使として大切な写真を彩り保存する方法についても情報発信します。