ほんのり甘いふわふわもちもちのスティックパンはいかがでしょうか?
このパンは油脂・牛乳・卵は使いません。
みじん切りにしたリンゴと多めの水、長時間発酵でふわふわもちもち食感に。
これまでご紹介したパンよりも少し水分が多いですが、それがおいしい秘訣です!
通常、リンゴの入ったパンというと、りんごに下処理をすることが多いのですが、今回はみじん切りにするだけ。そのまま使うので、お手軽です。
小さなみじん切りにすれば「あれ?りんごどこ?」と優しい甘みを感じるパンに、
粗みじんにすればりんごの食感も楽しんでいただけるパンになります。
見た目は武骨ですが、もちもちを楽しんでいただきたいので少し太目で。
でも、とってもおいしいので是非お試しいただきたいです。
●ボウル大1つ
●ボウル小1つ
●小皿1つ
●タッパー1つ
●ピザカッター
●オーブンシート
●オーブン
【計量】
材料をデジタルスケールで計量します。ボウル大に強力粉、きび糖、塩。
ボウル小に水を計量。小皿にイーストを計量します。リンゴはみじん切りにしてキッチンぺーパーで包んでおきます。(写真2)
【こね】 ※ホームベーカリーにお任せでもOKです。
こねる前にボウル小にイーストを上から振り入れ、1分置きます。1分置くと表面に浮いていたイーストが膨潤し沈みます。そうなればOKです。(写真4)
水につけてから長い時間置くとイーストの元気がなくなるので、1分置いたらすぐにボウル大に一気に入れてこね始めます。
キツネの手で、同じ方向にぐるぐると混ぜていきます。手に多少ついても気にせず続けてください。(写真3)(手を汚したくない方はゴムベラをお使いください。)
そうすると手から離れてきます。塊になったらボウルの壁にたたむように生地を押し付け3分程度こねてください。
表面がまだぼこぼこしていると思いますが、気にせず丸くしてボウルをかぶせて10分置きます。(写真6)
10分置いたら表面をピンと張るようにして丸めます。 (写真6) (ここで表面がツルンとならないようでしたら、再度ボウルをかぶせて10分置いてください。)
この生地にリンゴを入れていきます。生地全体に入るように生地を握りつぶすような感じで行ってください。(写真7,8) あまりリンゴを触ると水分が出てしまい生地がまとまりづらいので、なるべく手のひらで入れていきます。
ひとまとまりになったら1次発酵へ。
【1次発酵】
冷蔵庫で8時間以上置きます。24時間以内に使えばOKです。
1日目の夜にこねて、一晩寝かせ、次の日の好きな時に焼く、というのがわかりやすいと思います。(写真10=発酵前、写真11=発酵後)
【成型】
1次発酵が完了したら、生地に粉を多めに振って生地を台に出します。台にも多めに粉を振っておいてください。生地は無理にはがそうとせず、少し待ってあげてください。
台に落ちた生地を裏返します。(写真12)
長方形に形を整えますがこの際めん棒ではなく、手で形を整えます。生地の真ん中に手を入れて、がばっとつかみ、なんとなく角を出してあげればOKです。
あまり端をつかみすぎると生地が薄くなり傷ついてしまうので注意が必要です。
その後ピザカッターでお好みの太さにカットしますが、おススメは1.5㎝以上です。もちもち感がよりお楽しみいただけるかと思います。
【仕上げ発酵】
生地を天板にのせて、40度で25分置きます。
【焼成】
仕上げ発酵後、粉を振って、180℃に予熱したオーブンで15分焼きます。(写真15)
焼きあがったらケーキクーラーに置いて冷まし(写真16)、粗熱がとれたらビニル袋に入れて保存してください。(写真17)
吉永 麻衣子 【パン教室主宰】
記事テーマ
忙しいママでも、簡単に楽チンに焼けるスティックパンのレシピを1年間を通して12お伝えします。生地をこねて冷蔵庫に入れておけば好きな時に焼くことができ、広げてカットして焼くだけの簡単レシピです。また、手にもってパクパク食べることができるので子供も嬉しい!ママも子供も嬉しいスティックパンレシピです。