小さい子のママであれば子どもに少しでも栄養価の高い物を食べてほしいと思うのは当然ですね。
私もそんなママの一人。
できれば野菜をいっぱい食べてほしいし、
油脂や砂糖をたくさん摂ってほしくないと思っています。
でも、おいしくないのはイヤ。
大人が食べてみて、おいしい!と感じるもので、且つ体に少しでも良い物を使いたいと思っています。
今回は大人も子どもも好きなきな粉を使ったパンです。
きな粉は大豆が原料。
良質のタンパク質を含み、また、ビタミンB1やビタミンB2といったビタミン類やカルシウム、カリウム、亜鉛、鉄といったミネラル類を含みます。
さらに!大豆よりも消化吸収が良いので、お子様にはバッチリの食材です。
是非作ってみてください。ほのかに甘くて大人の方にも気に入っていただけると思います!
●ボウル大1つ
●ボウル小1つ
●小皿1つ
●タッパー1つ
●めん棒
●ピザカッター
●オーブンシート
●オーブン
【計量】
材料をデジタルスケールで計量します。ボウル大に強力粉、きな粉、きび糖、塩。(写真1)
ボウル小に牛乳を計量。イーストとバターも計量しておきます。
【粉と水分を合わせる】 ※ホームベーカリーにお任せでもOKです。
こねる前にボウル小にイーストを上から振り入れ、1分置きます。1分置くと表面に浮いていたイーストが膨潤し沈みます。そうなればOKです。(写真3)
水につけてから長い時間置くとイーストの元気がなくなるので、1分置いたらすぐにボウル大に一気に入れてこね始めます。
ボウル大の中身は何がどこにあるかわからない程度に混ぜておいてください。(写真4)
【こね】
キツネの手で、同じ方向にぐるぐると混ぜていきます。手に多少ついても気にせず続けてください。(写真1)
そうすると手から離れてきます。塊になったらボウルの壁にたたむように生地を押し付け3分程度こねてください。(写真2)
表面がまだぼこぼこしていると思いますが、気にせず丸くしてボウルをかぶせて10分置きます。(写真3)
10分置いたらバターを練りこんで、表面をピンと張るようにして丸め、油を塗ったタッパーかボウルに入れます。(写真4、5)
(ここで表面がツルンとならないようでしたら、再度ボウルをかぶせて10分置いてください。)
【1次発酵】
冷蔵庫で8時間以上置きます。24時間以内に使えばOKです。
今の寒い時期であれば冷蔵庫でなく常温でも10度を切るので問題ありません。
(写真1=発酵前、写真2=発酵後)
1日目の夜にこねて、一晩寝かせ、次の日の好きな時に焼く、というのがわかりやすいと思います。
【ペーストを作る】
小さなボウルにきな粉ときび糖を合わせて、お湯を入れてぐるぐる混ぜれば完成。(写真3)
【成型】
1次発酵が完了したら、生地を台に出します。この時、タッパーに油が塗ってあれば裏っかえして少し待っていればすとんと落ちてきます。
無理にはがそうとせず、少し待ってあげてください。
台に落ちた生地を裏返します。
めん棒で5ミリ程度の厚さに広げます。12センチ幅で長く伸ばします。(写真1)
手前半分にきな粉ペーストを塗り(写真2)、手前に半分に折ります。(写真3)
ペーストは端1センチ程度あけてぬると、生地のくっつきがよくなって成形しやすいです。
ピザカッターで幅2センチ×長さ6センチにカットして、上下1センチあけて真中に切れ目を入れます。手綱こんにゃくの要領です。(写真4)
入れた切れ目の間に2回頭を通して成型はOK!
【仕上げ発酵】
生地を天板にのせて、40℃で25分置きます。(写真1=発酵前、写真2=発酵後)
【焼成】
仕上げ発酵後、200℃に予熱したオーブンで13分焼きます。(写真3)
焼きあがったらケーキクーラーに置いて冷まし(写真4)、粗熱がとれたらビニル袋に入れて保存してください。
吉永 麻衣子 【パン教室主宰】
記事テーマ
忙しいママでも、簡単に楽チンに焼けるスティックパンのレシピを1年間を通して12お伝えします。生地をこねて冷蔵庫に入れておけば好きな時に焼くことができ、広げてカットして焼くだけの簡単レシピです。また、手にもってパクパク食べることができるので子供も嬉しい!ママも子供も嬉しいスティックパンレシピです。