キャンドルの炎がゆらゆらと揺れる姿は、思わずじっと眺めてしまう、という方もいらっしゃるかもしれません。
実はこの揺らめき、星の瞬きや人のα波(安らかな気分の時に出る脳波)のゆらぎなどども共通性があることがわかってきたそうです。
このゆらぎは「1/fゆらぎ」と呼ばれるもので、実は自然界に多く見られるリズム。
波の音や風の強さなども1/fゆらぎであると言われています。
とくに、人の耳に心地よく聞こえる潮騒の音やそよ風などは、1/fゆらぎの傾向が強く見られるといいます。
不規則な、それでいてなんだか落ち着く。
…自然のリズムってすごいな、と思う瞬間です。
さて、最近では「キャンドルナイト」という名前もよく耳にするようになってきました。
電気を消してキャンドルを灯す…夏至や冬至にあわせて行うことが多いですね。
この時期はクリスマスイルミネーションもステキですが、ご自宅でキャンドルを点し、ゆったりバスタイムや読書タイムをしてみるのもいいかもしれません♪
お子様もなんとなくワクワク、どきどきといつものお部屋が違った雰囲気になるのもステキ♪
家族みんなで一緒に楽しめるキャンドルタイム、とてもオススメです。
では次のコーナーで簡単にできて、環境にも優しいキャンドル作りをご紹介します♪
ソイキャンドルとは『Soy Candle』、つまり大豆を原料とするワックスから作られたキャンドルのことです。
ゆるやかに溶ける蝋と優しく揺れる炎、そしてほんわりと包み込むような香りの広がりに特徴があります。
石油系のパラフィンキャンドルと違ってすすが出にくく、また低温でゆっくり燃焼するため、普通のキャンドルよりも30%~50%燃焼時間が長いのです。
人にも地球にも優しいキャンドルなのです。
では作ってみましょう!
【材料】
◆ソイワックス
◆キャンドル芯
◆座金
◆ビン
◆割り箸
◆精油
①ボウルにソイワックスを入れて、湯せんで溶かします。(写真1)
②その間に、溶けたロウに浸したキャンドル芯を座金にセットします。セットしたらピンチでつぶして固定しておきます。(写真2)
③座金がビンの底に付くように割り箸ではさみます。(写真3)
④あら熱が取れたソイワックスに好きな香りの精油を垂らします。(写真4)
今回は、『夜のゆったりタイムに』
ローズオットー、ローズウッド、ベルガモット。
甘い香りの中に、ベルガモットの爽やかさ。
幸せな気分でゆったり~♪
⑤そのまま涼しい場所に置いて、固まればできあがり!(写真5)
【ご注意】
火を灯すときは、燃えやすいものの近くでは行わないようにしましょう。
また、消火は確実に行ってお楽しみください。
12月もあと半分。
今年もあわただしく過ぎてしまったような気がします。
ですが、多くの皆さまに、「あ、アロマって楽しそう」とか「意外と簡単なのね」、そう思っていただけるような内容を書かせていただきました。
また来年も引き続き連載を継続させていただきますが、より身近に、そして香りの持つ作用、力もご紹介できるような記事を心がけたいと思っております。
それではみなさま少し早いですが、良いお年を☆
また来年お目にかかりたいと思います。
ビアンジェ 齋藤智子
齋藤 智子 【アロマ空間スタイリスト&セラピスト プラスアロマ協会 代表理事】
記事テーマ
近年の研究で、脳と香りには深いつながりがあることがわかってきました。五感の中でも特別な器官である嗅覚を上手に使って、自身の子育てや香育を通して実践してきた「子供と一緒に使えるアロマテラピー」をキーワードに、家族の体や心に優しく働きかける香りを楽しむエッセンスをお届けします。親子のコミュニケーションとしても大切なタッチケアもお楽しみに!