こんにちは!アロマ空間スタイリスト&セラピストの齋藤智子です。
昨年1年間、「アロマライフとタッチコミュニケーション★家族みんなで楽しもう」という内容で連載をさせていただいておりましたが、2013年の新年からは今回は「五感に響くアロマテラピーで、心も体もハッピーに!」という内容で再び連載をさせていただくことになりました。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
さて。それでは早速アロマテラピーのお話に入ります。
最近ではアロマショップのほか、インテリアショップ、ドラッグストアなど、様々なところでアロマグッズも売られていて、『アロマテラピー』というものは以前に比べると、ぐっと身近なものになってきました。
私が主宰しているアロマ&ベビーケアスクール・ビアンジェの生徒の皆さんも「家に精油(エッセンシャルオイル)が何本かあります」という方がたくさんいらっしゃいます。
わぁ!嬉しい!と思うのですが、実はそのとき多くの方がおっしゃるのが「でもどんなときに、どうやって使ったらいいのかわからないんです」というもの。
せっかく購入した精油ですが、意外と使いこなせていないのかな、と気付きました。
そのほかにも「精油って混ぜてもいいんですか?」「スプレーは顔にかけても大丈夫ですよね?」etc.....
いろいろなお店で見かけるし、でもうちの子まだ小さいし…やはり慎重になりますよね。
ではアロマテラピーとはいったいどのようなものなのでしょうか?
『アロマテラピー』とは、アロマ(芳香)+セラピー(療法)を組み合わせた造語です。
植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法のひとつです。
近年の研究でも、脳と香りには深いつながりがあることがわかってきました。
『いい香り~!』と香りを嗅ぐだけでも、実は複雑に私たちの心身に働きかけてくれます。
上手に使えば『いいことがいっぱい』なのがアロマテラピーやハーブなのです。
そんな『五感の中でも特別な器官』である嗅覚を使って、私自身の子育てや香育講座(子どもたちへの香りの教育)を通して実践してきた『子どもと一緒に楽しめるアロマ』、そして『少ない本数で楽しむシンプルアロマ』をキーワードに、家族の体や心に優しく働きかける香りを楽しむエッセンスをご紹介していきます。
現代のわたしたちの生活は、身体が冷えやすい環境にあるといわれています。
冷たい飲み物(ペットボトルなど)の多さ、エアコンの空調、食べ物も保存料が気になったり、旬でなくても様々な食材が一年中食べられます。
それに、さまざまなストレスも冷えの大きな原因といわれています。
女性は特に、冷え性の方が多いですよね。冷え性は生理痛など婦人科系のトラブルにもつながりやすいと言われています。
さて、そんな『冷え』をリラックスしながら解消するために、この時期特にオススメするのがアロマを使ったお風呂=『アロマバス』です。
アロマバスは アロマと天然塩(バスソルト)を入れたお風呂のこと。
天然塩をお風呂に入れることで、たくさんの効果が期待できます。
たとえば、発汗作用はデトックスやダイエット、お肌の引き締めに。
ミネラルもたくさん含まれていますので、お肌にもいいことがいっぱい。
そして、お風呂から出た後も、温まった身体を湯冷めしにくくしてくれます。
そして! 天然塩だけでも十分あたたまることができますが、アロマを使うことでさらにパワーアップ!
精油の有効成分が、鼻などから心身に浸透して、様々な作用をもたらしてくれます。
では今日はとても有名な精油【ラベンダー】を使った、ゆったりリラックスしてぽかぽか温まるバスソルトの作り方です。
【アロマバスソルト】 (お風呂1回分)
お好きな天然塩 大さじ1~2杯
ラベンダー精油(※1) 5滴まで
ドライハーブ (お好みで) 少量
以上を小皿に入れてよく混ぜたものをお風呂に入れて、かき混ぜてから入浴します。(※2)
びっくりするくらい汗がでて、体もポカポカしてきます。
※1…目的別にオススメの精油の組合せ
・デトックス⇒グレープフルーツ、ジュニパーなど
・安眠⇒ラベンダー+オレンジスイートなど
・風邪⇒ティートリー+レモン
※2…最初からたくさん入れるのではなく、少な目からはじめてみましましょう。
万が一、体がひりひりとした場合は、入浴をやめてよく洗い流してください。
では次にアロマテラピーを行うときの注意事項をまとめておきます。
よくお読みになってから実践してくださいね。
アロマテラピーは医療行為でははなく、ご自分で楽しむための雑貨になります。
ご自身の判断のもと、お使いいただくようお願いいたします。
精油は、植物の持っている芳香成分を凝縮した高濃度の液体です。
そして自己責任のもとお使いいただくことが原則となります。
また、精油には禁忌事項といって、使用に注意が必要なものもあります。お肌の敏感な方や、お子様、アレルギーなどが心配な方は、パッチテストを行うなどをして、確認してから使用をすると安心です。
■ もし原液が肌についてしまった場合、すぐに大量の水で洗い流しましょう。
■ 精油は飲まないようにしましょう。(海外などでは専門家が精油の内服を提示することもありますが、ホームケアでは決してお勧めできません)
■ 目や目の周り・唇やそのほか粘膜質には付かないように注意しましょう。
■ 火気に注意しましょう。
■ 妊娠中の使用は注意しましょう。精油によっては妊婦の体に影響を及ぼす恐れのあるものもありますので、妊娠中の使用は芳香浴にとどめ、芳香浴以外での使用は基本的に避けて下さい。
■ 3歳以下の乳幼児への使用は芳香浴のみでご使用下さい。マッサージやアロマバスなど芳香浴以外での使用は避けて下さい。
■ 3歳以上のお子様でも少量・低濃度でご使用下さい。
■ 子どもやペットの手の届かない冷暗所で保管し、使用後はすぐにキャップを閉めて下さい。
■ 開封後は半年または1年以内に使い切るようにして下さい。原料となる植物が柑橘系の精油については半年以内、それ以外の精油は1年以内に使い切るようにして下さい。
■ 精油(アロマテラピー)は薬ではありません。病気や体調がすぐれない時は専門の医師の診断を受けるようにして下さい。
参考図書:アロマテラピー検定テキスト
ビアンジェは横浜たまプラーザ&世田谷区用賀を中心に「子どもと一緒に。楽しむ。学ぶ。自分時間」をコンセプトとして活動をしているママと子どものためのアロマ&ベビーケアスクールです。
『子どもと一緒に。シンプルアロマ』
自身の2人の子育て経験から『ママたちも一人の大人・女性』ということにこだわり、普段忙しいママも気軽にご参加いただけるお子様連れOKのアロマテラピー、ベビーマッサージ、ベビースキンケアのレッスンのほか、様々なジャンルのプロとのコラボイベントを主宰しています。
ぜひ遊びにいらしてくださいね。
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齋藤 智子 【アロマ空間スタイリスト&セラピスト プラスアロマ協会 代表理事】
記事テーマ
近年の研究で、脳と香りには深いつながりがあることがわかってきました。五感の中でも特別な器官である嗅覚を上手に使って、自身の子育てや香育を通して実践してきた「子供と一緒に使えるアロマテラピー」をキーワードに、家族の体や心に優しく働きかける香りを楽しむエッセンスをお届けします。親子のコミュニケーションとしても大切なタッチケアもお楽しみに!