日本はまだ蒸し暑い日々が続いているのでしょうか? 私の住むニューヨーク州北方の町は、朝晩はひんやりと肌寒く、木の葉も暖色に色づいてきました。秋の気配、そして、これから賑わい始めるお祭りシーズンの到来を感じます。10月末のハロウィンを出だしに、感謝際、クリスマス、お正月、バレンタイン、そしてイースターと、ホリデーシーズンですね。日本で英語を学ぶ子どもたち、海外に興味のある子どもたちには、海外を感じられるイベントへ参加する機会も多い、楽しい時期がやって来ます。
英語学習をする上で、文化学習は無くてはならないもの。何せ、言語はその土地の文化を反映していますからね。クリスマスは言うまでもありませんが、ハロウィンやイースターなどの英語圏のお祭りが、近年日本でも大きく注目されています。しかし、元来のお祭りの由来や意味は、全くと言って良いほど伝えられていません。日本社会でカスタマイズされたお祭りがあってももちろん良いとは思いますが、海外と同じお祭りの名前を使うからには、元来のお祭りの意味を理解し、子どもたちにもそれを伝える義務があるのではないかと思います。そうでなければ、海外の絵本を読んだとき、ニュースを見たとき、お友だちと交流した際に、理解やコミュニケーションに支障が出てしまいます。
では、子どもたちに海外のホリデー(お祭り)について説明する際、どうしたら良いのでしょう?
A. 「私がオンラインなどで各ホリデーの由来などについて学び、そこで理解したことを子どもたちに話します。」という方が多いのでは?
でもそれでは受動的で子どもたちにも印象に残らないと思うので、子どもたちが実践的に学べるよう、パパやママが準備してあげるといいと思います。その学びの中には自然に英語も入ってくるので、普段とは違った雰囲気で英語学習が可能となり、子どもたちにとっても楽しいのではないでしょうか? 私が住むアメリカの保育園や小学校でも、いろんな方法で祝日やお祭りなどについて指導しますよ。
アイディア1:ビデオ
イベントの名前を英語で検索すると、子どもたちにそのイベントについて教えるためのビデオが沢山でてきます。小さな子どもたちにも伝わるよう、ナレーションではなく映像をメインにしているものが多いので、そんなビデオを探し見せてあげると良いでしょう。
アイディア2:絵本
海外のイベントに関連した絵本をいくつか用意して見せてあげてはどうでしょう? 英語圏のものだけでなく、ヨーロッパやアフリカ、アジアの国のものも図書館などで探せれば、それぞれの絵本の中身(イラスト)を比べ、とても良いディスカッションができるはずです。
アイディア3:お料理
大きなイベントごとには伝統的なお料理がつきもの。興味のある国のお料理レシピを探し、お子さんと伝統料理作りにチャレンジしてみては? お料理の材料、色、飾り付けなどに、いろんな意味が込められているはずです。そのことについて学びながら、楽しくクッキングしてみてください。
アイディア4:写真
子どもたちは、同世代の子どもたちにとても興味を示します。外国の子どもたちのイベントでの様子を見せてあげると喜びますよ。オンラインのイメージ検索で、写真を探し、日本と海外の子どもたちのイベントでの様子を比べさせてみてはどうでしょうか?
こんな風に、大人が教えるのではなく、子ども自身に発見させる方法で、文化学習/英語学習を頑張ってみてください。
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バーコム 麻衣子 【週1回の北米オンライン留学『MAIS LEARNING』主宰】
記事テーマ
学校の英語の成績は『5』、だけど実際には英語が使えない。--どうして? 英語が話せて当然の時代を直前に、子どもの英語教育への興味は増す一方、不安や疑問も多いですよね。英語教育への理解を深め、将来本当に使える英語習得のためのポイントを、一人のママとして、英語講師として、お伝えします。お家で楽しく英語を学ぶアイディアも盛り沢山。