「英語のお勉強をさせようと思っても、子どもが嫌がってやってくれません。どうしたらいいでしょうか?」とご相談頂くことが良くあります。英語の習得には、英語に多く触れることが必要です。ですので、お家での英語への取り組みの大切さを私はいつもお話ししています。しかし、パパやママがどんなに英語のお勉強を手伝ってあげようとしても、子どもが「イヤ〜。」となるとそれまで。やはり、子どもの英語習得をサポートするためには、いろいろな工夫が必要なのです。そのアイディアをご紹介したいと思います。
小さな子どもたちが英語のアルファベットに慣れるのには、とても時間がかかります。アルファベットのカードを使ったり、英語の絵本を指で文字をなぞりながら読んだり、アルファベットポスターをお風呂にはって練習したりと、どこのご家庭でもいろんな工夫をされているようです。でも、大文字は得意なのに小文字は苦手だったり、文字レベルでも良くても単語レベルの練習になると嫌がる子も多くいます。そんな子どもたちをサポートするパパやママに紹介したいのが、ワードサーチゲームやクロスワードパズルです。”Word Search” や“Crossword Puzzle”と検索すると、無料でワークシートを作れるサイトが沢山あるので、是非利用して下さい。
ワードサーチは、与えられた単語を沢山の文字の中から見つけるゲームです。子どもたちのレベルに合わせ、単語や文字の量、大文字か小文字かを調整します。文字の方向も、右から左、上から下だけでなく、対角線上に並べたり、単語の文字を逆向きに指定したりすることも可能です。このワードサーチは小さな子どもでもできる簡単なゲームなので、アメリカのファミリーレストランへ娘を連れて行くと、クレヨンと一緒にワードサーチゲームや塗り絵がついたシートをくれるので、毎回とても重宝します。
クロスワードパズルは、与えられた四角の枠の中に、与えられたヒントをもとに推測した単語の文字をあてはめていきます。考えた単語のスペルが、枠の中に奇麗におさまらなければ不正解というわけ。単語は縦、また横向きに書き入れ、ところどころで単語の一部の文字が交差して重なり、その文字をヒントにして次の単語を推測したりもします。
クロスワードパズルは、ワードサーチでアルファベットに慣れ、単語のスペルを認識できるようになってから挑戦します。ですので、まずはワードサーチで使った単語を、クロスワードパズルで今度は意味も含めて学習できるようにしてあげるといいでしょう。
こんな風に、同じ英語の学習でも、遊び心を加えてゲーム感覚で新しいことに挑戦させる努力をしてみましょう。オンラインで無料の教材が沢山手に入るので、どんどん活用して下さい。
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バーコム 麻衣子 【週1回の北米オンライン留学『MAIS LEARNING』主宰】
記事テーマ
学校の英語の成績は『5』、だけど実際には英語が使えない。--どうして? 英語が話せて当然の時代を直前に、子どもの英語教育への興味は増す一方、不安や疑問も多いですよね。英語教育への理解を深め、将来本当に使える英語習得のためのポイントを、一人のママとして、英語講師として、お伝えします。お家で楽しく英語を学ぶアイディアも盛り沢山。