今回は6kg以上18kg未満を目安とする体格の中型犬から、子どもと暮らすのにおすすめの犬種をご紹介します。
小型犬に比べると運動量を必要とする犬種が多いですが、体格が大きいことから、怖がりの個体は少なく、遊び相手として子守の役目をかってでてくれる子も多いでしょう。
チャールズ1世、2世に愛されたキングチャールズスパニエルを祖先とし、パグの血も入った犬種。
原産国イギリスでは愛玩犬としてヨークシャーテリアにつぐ人気を誇ります。
2012年のJKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)登録犬数では17位です。
活発でとても人懐っこく、愛情細やかで友好的です。
絹糸状の長い毛がとても美しく、高貴な容姿です。
心臓病を患うことが多いので、定期的な健診を受けましょう。
スヌーピーのモデルといわれる、幅広の垂れ耳が愛らしい容貌の犬種。
タフな猟犬。快活で、愛嬌たっぷりで人懐っこくとても陽気です。
鳴き声は森の鈴と呼ばれるほど、大きく明るいため、無駄吠えしないようにしつけることが重要です。
2012年のJKC登録犬数では20位です。
外耳炎や耳血腫など、耳のトラブルに注意が必要です。
名犬ラッシーで有名なコリーを小型にした、毛並みの美しい、鼻筋の通ったハンサムな犬種。
明るく従順な性格ですが、ややシャイな一面もあります。
吠えて羊を追っていた牧羊犬の先祖をもつため、鳴き声は甲高く、また動く自動車や自転車に敏感に反応します。
2012年のJKC登録犬数では22位です。
関節炎や高脂血症になりやすいです。
JKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)
小田 寿美子 【獣医師】
記事テーマ
犬猫をはじめ、うさぎやハムスター、小鳥など、家族の一員として、また子どもの情操教育のために、ペットは日本の家庭にも欠かせない存在になってきています。ペットのいる暮らしに関するさまざまな疑問、メリットやデメリットについて、専門的な立場から連載していきます。ペットの問題行動カウンセラーとしても活躍する、筆者ならではの多彩な視点から述べます。