糖質は車で例えると、車を走らせるためのガソリンの役目というお話は第一回にさせていただきました。私たちの体には糖質はとっても大事。
糖質がないと体は動きません。
そして糖質は、体温を保持する役目もしています。
脳細胞は、糖質からのエネルギーしか利用できません。
糖質は体内に入ると「ブドウ糖」になります。
このブドウ糖は、脳の唯一のエネルギーとなります。
ブドウ糖は脳のガソリンとなり、やる気、集中力を維持します。
脳を働かせるためにはブドウ糖が必要。
脳は全身の体をコントロールする元となるので、なるべく決まった時間に食事をとり、脳へのエネルギー補給を滞らないようにします。
ブドウ糖は貯めておくことができないので、1日に3回のリズムで補給する必要があります。1回の食事で維持できるのは、大体4時間ぐらいといわれています。
ごはん(米)はブドウ糖に分解されるスピードが緩やかなので、持続的なエネルギー効果があります。
ブドウ糖が分解されエネルギーになるとき、ビタミンB1の働きが必要。ですので、なるべくご飯と一緒に大豆、大豆製品やごま、落花生、豚肉などのビタミンB1が含まれている食品をいただくことをお勧めします。
糖質というと砂糖もそうですが、砂糖、特に白砂糖は、分解されるスピードが早いため瞬発的なエネルギー効果はありますが、持続的効果は少なくさらに摂り過ぎてしまうので注意が必要です。
脳は私たちが寝ているあいだも働いています。ですので朝起きて朝食でしっかりとエネルギーを補給してあげないといけません。
しっかりとエネルギー補給できないと、イライラしたり無気力になったりするかもしれません。
早寝早起きでしっかり朝ごはんを食べましょう。規則正しい習慣をつけイライラする子、キレる子をなくし、いつもニコニコ笑顔の毎日を。
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。