「おやつ」ってきくと、アイスクリーム、チョコレート、クッキー、ケーキ、ポテトチップス、パン、ジュース、ゼリー、などなど美味しそうなお菓子が、頭の中にでてきますが、みなさんはどうですか?
~私たちの体は私たちが食べた物で作られます~
小さなお子さんは、3回の食事では必要な栄養が摂れません。
栄養を摂るのに、もう1~2回の食事が必要になります。
そこで、「おやつ」が登場するわけなのです。
小さなお子さん(幼児)にとっておやつは3回の食事で補えないためにある「食事」。
必ずしも、甘いお菓子やスナック菓子を食べることではないのです。
とはいっても、美味しいお菓子は誰だって食べたい~って思いますよね?
美味しいケーキやアイスクリーム、ドーナツ、ジュース、クッキーなどは、かなりの砂糖が入っています。
砂糖の摂りすぎは注意です。
砂糖の中でも、白砂糖はエンプティ(からっぽ)な食品とよばれ、健康な体をつくるための栄養素が全く含まれていません。
それどころか、糖分をエネルギーに代謝されるときに体の中にある大切なビタミン、ミネラルを使ってしまうのです。
砂糖を摂れば摂るほど体にとって大切なビタミン、ミネラルがどんどん奪われてしまうのです。
虫歯になるだけでなく、
イライラしたり、急にキレたり、意味もなくムカついたり、集中して物事に取り組めない、
常に甘いものが食べたくなる、体が冷えているなどが挙げられます。
砂糖の許容量は、大人で一日20g、子どもはその半分の10gという説。
また、白砂糖だけでいいますと
その人の体重を2で割って出た数字を「kg」を「g」にかえた数字が一日の白砂糖の許容量という説があります。
例えば、体重20kgのお子さんでしたら、白砂糖の許容量は10g。
体重50kgの方でしたら、25gとなります。
小さなお子さんですと、ジュースを1本、アイスクリームを1個食べたらあっけなく、一日の白砂糖の許容量をクリアーしてしまいます。
許容量を突破している状態が毎日となりますと、きっと、体の中はビタミン、ミネラル不足状態となり、大変なことが起きてます。
※市販の500mlジュースですと、約30g近く砂糖が含まれています。炭酸飲料になりますと約50g近く、意外にスポーツ飲料でも約30gの砂糖が含まれています。
ジュース、ケーキ、ドーナツ、アイスクリームなどたまは良いかと思いますが、食べすぎはいけません。
おすすめしたいおやつは、
小さなおにぎりや、人参などの野菜をすりおろしていれたお好み焼き、パンケーキ、りんごやみかん、バナナといった果物、ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類、豆菓子、せんべい、焼き芋、蒸し芋などです。
市販のお菓子は袋ごと与えることはしないで、小皿やコップに入れて、1回の量を決めて 食べ過ぎないような工夫も大切です。
飲み物は市販のジュース類ではなく、砂糖の入っていない麦茶や水をおすすめします。
市販の甘いお菓子やジュースの食べ過ぎ飲み過ぎを控え、
また、1回の量を決めて、なるべく決まった時間( だらだら食べではなく )に与えましょう。
楽しいおやつで、健康で綺麗で元気な、いつも笑顔のにこにこ家族をめざしましょう。
朝岡 ひろみ 【栄養士、食育指導士】
記事テーマ
栄養士、食育指導士の立場から、これから成長していくお子さんに「食に関する知識」と、「食を選択する力」をつけるためのアドバイスをさせていいただきます。ママが「食」についての知識をもっていただき、お子さんと一緒になって健康な体作りを目指すことでお子さんも元気で、ママはますます健康で綺麗な毎日を送ることにつながります。